世界の中心で愛をさけぶ?

テレビで超有名な映画、「世界の中心で愛をさけぶ」をみました。

なんだこれ?っていう感じでした。

これ本当にヒットした映画なのかな。ストーリーの構成がイマイチで、散漫で軽薄な印象を持ちました。

高校時代の悲しいラブストーリーを個性的な若い女優さん(長澤まさみ)を使って、妙に気合いを入れて描いているんだけど、それだけがやけに目立つ作品でした。これじゃとても泣けないよ。

今を生きる主人公二人の心の動きを丁寧に表現していないので、映画の主題が何なのか、まったく理解できませんでした。感覚的に理解できるでしょ、とでも言いたいのでしょうか?不治の病(現在、白血病の治療は飛躍的に進歩している)と悲恋を題材にすれば、うけるとでも思ったのでしょうか?

原作本を読む気にはなれませんでしたね。ベストセラーだったそうですから、それなりの内容なんでしょうけど。作家も、その作品が映画化される時には、お任せじゃなく、注意が必要なんじゃないかな、と思いました。