子供じみた行為と無反省な国家のせめぎ合い

以下の記事をお読みいただきたい。
 
明らかな、問題点のすり替え、が行われている。
 
私個人は、軍国主義時代の遺物(旭日旗もその1つだと思う)を、振りかざすのは好まないが、問題は、国家を代表している選手が、原則、オリンピックという政治とは無関係であるという、人間として崇高な理念に基づく約束事の上で参加できるスポーツイベントにおいて、隣国との最大の政治問題を取り上げ、自国の利益を主張する、ということがふさわしい行為なのか、ということだ。
 
韓国メデイアやネットでは、この点が、全く欠落した議論が沸騰しているようだが、申し訳ないが、朝鮮半島の人たちは、少し冷静になるべきではないか。
 
見苦しいのもほどがある。
 
オリンピック観覧に来ている、近現代史を知ろうともしない無知蒙昧なニッポン人の、石原慎太郎のような、子供じみた、心ない行為は、非難されてしかるべきであるが、それをもって、日本人の思想信条を代表しているかのようにあげつらい、自国の、韓国を代表してオリンピックに参加した人物と同等に論じるのは、お門違いも甚だしとは思わないのだろうか。
 
こういう行為は、韓国の社会に根強い、日本帝国主義時代の圧政への反感に起因することは理解できるが、それを、あえて煽ることで、これから先の、健全な両国関係の構築が困難になり、今を生きる、そして、未来を生きる両国国民にとって、何の利益にもならないとは思わないのだろうか。
 
もう少し、成熟すべきだろう、半島の人たちは。
 
そして、軍国主義の象徴を、公の場で持ち出すことの意味を、全く国民に教えてこなかったニッポンという正体不明国家の恐るべき本心を、平和を願う、心正しき日本人(ニッポン人ではない!)は、厳しく監視し、批判し続ける必要があると考える。
 
記事の引用、ここから。
 


旭日旗はなぜ許される」韓国選手の表彰式追放に抗議する声

サーチナ 8月12日(日)14時56分配信
 ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦、日本に勝利した韓国チームの朴鍾佑パク・ジョンウ)選手が竹島(韓国名・独島)の領有権を主張するメッセージを掲げた問題で、韓国のインターネット上では「なぜ旭日旗は許されるのか」といった意見が相次いでいると、複数の韓国メディアが12日報じた。

 朴選手は、試合後にピッチ上で竹島メッセージを掲げた行為が「政治的行為」にあたるとして、国際オリンピック委員会IOC)から授賞式への出席を禁じられた。五輪憲章は競技場での政治的な宣伝活動を禁じているため、朴選手はメダル剥奪の危機にも置かれている。

 報道によると、韓国人ネットユーザーらは朴選手を擁護し、日本人サポーターが競技場に「旭日旗」を持ち込み応援していることを逆に問題視した。

 韓国メディアは旭日旗について、「赤い太陽を表す日章と、放射線状に広がる旭光を形象化した旗。日本の帝国主義軍国主義の象徴といえる」と説明。ネット上には、「旭日旗は見逃すのに、なぜ朴鍾佑の独島セレモニーは問題視されるのか」「なぜIOCが人種差別主義と帝国主義の象徴である日章旗の使用を許しているのか納得ができない」「ヨーロッパの国が試合を行う時にナチスのマークを掲げるのと同じこと」などの意見が寄せられていると伝えた。(編集担当:新川悠)