以前、たまにやってました、日帰り入湯旅行、ってやつを。
土曜の午後、電車に飛び乗って、いざ、箱根です。
箱根湯本の駅前の温泉施設や、少し離れたところにある日帰り入湯専門のところへ何度か行きました。
温泉につかって、のんびりして、少し虚脱感に包まれて、電車で一眠りするのが大好きでした。
あ、それと、お金の節約のためにも。
今回は、箱根登山鉄道の大平台付近にある、温泉旅館、へ日帰り入湯を試みました。
昼食付きだったので、お昼少し前に、旅館に到着するように、家を出ました。
電車を乗り継いで、小田急に乗り換え、小田原へ。
電車から降りて、反対側のホームへ歩き、そこから急な階段を上って、小さな駅舎へ向かいます。
駅前は、急カーブの道路になっていて、ひっきりなしに車の往来があります、日曜日なので。
駅のすぐ横には、銀杏の木に囲まれた神社がありました。
駅前から、道路に沿って、坂道をしばらく登り、お目当ての旅館へ到着です。
インターネットで見つけたのですが、あまり、立ち寄り湯、を利用する人はいないようですね。
でも、なかなかきれいなお宿でした。
今回は、詳細な写真は撮りませんでしたので、悪しからず。
で、フロントで予約してある件を告げると、食事の用意ができるまで、しばらくお待ちください、とのことで、フロントの方が、中庭からの景色を勧めるので、しばらくの間、こぼれるほどの新鮮で若々しい新緑を楽しみました(過剰な修飾語の羅列!)。
天気も上々で、道路沿いに旅館があるせいで、時たま、大きな車の騒音が聞こえますが、眺めは最高でした。
駅から旅館までの道は、お正月の風物詩、箱根駅伝のコースで、あらためて、急な坂道を快走する選手たちの健脚ぶりにビックリしました、彼らは、凄いです。
昼食は、食堂で食べるのですが、天ざると少しの刺身、それと、ビール付きでした。
そば好きな私には、ありがたい昼食でした、でも、普段より量が多く、なかなかお腹がこなれませんでした、天ぷらがね。
清潔で、静かな館内、窓から眺める一面の新緑、そして、昼間から生ビールですよ、何という贅沢!(笑)、小ジョッキでしたが、のどが渇いていたので、久しぶりにうまいと感じました。
食事を終えて、少し休憩し、いよいよ、お目当ての入湯です。
風呂場は、フロントより少し離れた、下ったところにあり、泉質は、私の好きな弱塩泉(弱アルカリ?)で少しの硫黄含有というやつでした。
風呂場の全面は、大きなガラス窓で、新緑の山並みが窓一面に拡がっていました、ほんとにいい景色です、目がスッキリしましたね、久しぶりに。
湯船は、石造りで、ゆったり入浴できます、人がほとんどいなかったので、ほんとにのんびりゆったりと入浴できました、2時間近く入っていたでしょうか、途中、水分補給して。
お湯につかり、研究のことをあれこれと考えるというか、反芻するというか、反省するのが、私のクセです。
自然とそうなります、何も考えずお湯につかるより、自分の一番興味あることに、自然と思考が向かうようになっています。
そんな時間が、とても、大切で、ある時には、自分でもビックリするようなアイデアや間違いを発見できたりします。
好きなことを集中して考えることで、リラックスできるようです、私は。
でも、さすがに、2時間も湯に浸かっていると、からだがふやけてしまいました。
名残惜しい気もしましたが、湯から上がり、身支度を調え、会計をして、ロビーでしばしの間休息を取りました、さすがに、湯疲れしました、今回は。
元気が出てきたところで、その日の泊の人たちが大挙してやって来たので、宿を出ることにしました。
来た道を、すぐそばを駆け抜ける車に注意しながら下り、大平台の駅に到着です。
これにて、今回の日帰り温泉旅行はお終い、途中、箱根湯本でぶらぶらしようかとは思いましたが、なんだか面倒になり、そのまま帰宅してしまいました。
天気もよかったので、久しぶりに、のんびり出来ました。