箱根であじさいを堪能する(登山鉄道新型車両3000形と遭遇!)

箱根にあじさい見物に行った。
 
観光名物になって久しい箱根のあじさいは、箱根登山鉄道の社員のボランティア活動によって登山鉄道の線路沿いに植えられたものであり、箱根に元から自生していた訳ではない。
 
箱根登山鉄道社員の地道な努力によって、あじさい、は梅雨シーズンの観光の目玉となった。
 
ところがである、このところのあじさいの病気の蔓延などで大打撃を受けたようで、大平台の一部を除き、以前のガイドブックにあるような、線路に覆い被さるような大輪のアジサイの花をかすめるように通過する登山電車、という風情は影をひそめて、何ともショボイ、いや、つつましいあじさいの花となってしまった。
 
今回は盛りではなく、少々早目であることは承知の上で、偵察、をかねて出かけた。
 
小田原駅で登山鉄道内の乗り降りが自由な1日有効のトコトコ切符を購入し(ケーブルカーも含む)、ついでに、守谷のパンで、あんぱん、ぶどうパン、ロックケーキ、を購入して、いざ、箱根へと、勇んで登山電車に乗り込んだ。
 
まずは、彫刻の森駅で下車し、夜にはライトアップされる、あじさい鑑賞スポット(彫刻の森美術館のすぐ横、牛乳屋踏切のそば)へ直行したが、満開、とまではいかないが、青色のあじさいが、線路沿いに咲いていた。残念ながら、咲き誇っている、とは言えない状態だった。
 
あじさいを背景にして登山電車を撮るのだが、あまり面白い写真は撮れなかった。何本か電車を待って、写真に収めたが、何ともしっくりしないので、大平台に移動することにした。
 
そろそろ引き上げようとしていた時だった、強羅方面から、見慣れない電車が来るではないか、遠目にもその派手でユニークな形がハッキリ確認できた、そう、最新型の3000形電車がやってきたのだ。
 
慌ててシャッターを押しまくったが、電池残量が少なかったためカメラの反応が悪く、思うように撮影できなかつたのだが、何とか全景が見られる1枚を以下に掲載する(無断転載禁止!)。
 
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試運転中の3000形を見るのは初めてだが、窓が大きく、眺めはすこぶるよさそうである、早く乗ってみたいものだが、私個人としては、旧式のモハ1か2形の方がお気に入りであることに変わりはない。
 
近くでビデオを撮っている人がいたので、ぜひ、Youtube上にでもアップしていただきたい、3000形の走行シーンを。
 
駅に戻り、登山電車に乗り込み、大平台へ移動。色とりどり、色々な種類のあじさいが登山鉄道の線路わきに咲き誇っていた。
 
大平台では、駅近くの撮影ポイントにカメラを構えた人が数人いたが、私は、まずは、線路沿いのあじさいの小路を見て歩いた。
 
そんなあじさいの小路のそばを走る登山鉄道の旧式電車は、いい感じである(以下の写真)。
 
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装飾花がにぎやかなアジサイ(ホンアジサイ)もいいが、ガクアジサイの、つつましい風情も、心落ち着かせてくれて、梅雨時のしっとりとした雰囲気を象徴しているように感じる(以下の写真)。
 
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最後に、大平台のライトアップされた夜のあじさいをご覧いただきたい。
 
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