STAP細胞の再検証実験に見る権力者の下心

STAP細胞という、アメリカ発の新手の詐欺、に決着がついたかに見えたが、ご苦労なことに、再現実験をおやりになるそうだ。
 
なぜ再現実験が必要なのであろうか、心ある研究者なら、この詐欺については、頭から排除したいと考えるだろし、この領域の真っ当な研究者は、この騒動からは距離を置き、いや、もう完全に無視して、自分の研究に集中している。
 
理研による再現実験は、STAP細胞をニッポン発の再生医療の目玉として、莫大な利権の獲得と富を得るために舞い上がってしまったアベを筆頭とする愚か者を、冷静で的確な判断のできる総理大臣や文科省大臣、そして、世界に誇れる完全無欠なノーベル賞級の生命科学者として、再生、するための、悪だくみ、出来レース、ツジツマ合わせ、にしか私には見えないのである。
 
この再現実験を、国民の貴重な血税、を浪費することで得られる結論は容易に想像がつく。
 
色々やったが再現はできなかったが、可能性が皆無とは科学的には言えず、将来的にはSTAP細胞が成功する可能性も科学的には排除できない、というものだろう。
 
この結論によって、アメリカで洗脳いやある種の教育を受けた人物を、我欲のために担ぎ上げた愚か者たちの名誉が回復できると考えているのだろう。
 
まさに、茶番劇、である。
 
現政権になってから、人間性を疑うような、詐欺、インチキ、ごまかしなどが、堂々と、平気な顔をして強行されるようになったが、このSTAP細胞事件も、同じメンタリティーに起因していることは明らかである。
 
私も研修を受けさせられたが、研究者としてやってはいけない行為の代表例として有名な事例が2つあったが、STAP細胞事件も、それに匹敵する、最悪の研究不正として、今後は併記しなくてはならないだろう。
 
もし、それがなされず、外国の事例だけを取り上げ続けるならう、それこそ最悪の研究不正を隠ぺいするという、究極の研究不正、となるだろう。
 
私は、研究費や名誉を得るために、研究者が科学研究ではなく、政治的な振る舞い、調子のよいごまかし、をやるようになったことが、今回の騒動の要因だと考える。
 
研究は本当は楽しく、わくわくするものであることを、政治に走った者は、若い人たちに伝えることはできないだろう。
 
これまでの経緯からして望むべきもないが、今回の騒動の中心にいる人物が、真実を語ればすむことである、そして、投資家からの資金援助でその身分を買っているハーバード大学の教授?なる胡散臭い人物のもとで何を学んだのかを公表すべきである、ニッポンの将来ある若手研究者が、同様のワナにはまらないためにも。
 
それにしても、こんな酷いことを堂々とやる人間を育てた環境(早稲田大学、外研先の女子医など)を、このまま放置してはいけないだろう。