背景画

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大学生の娘と、東京都現代美術館に、スタジオジブリのアニメの背景画で有名な、男鹿和雄さんの作品展に行きました。

少々、夏ばてなもので、休みをとって、ゆっくりリフレッシュするつもりが、ついつい出かけてしまいました。

しかし、今住んでいるところからだと、木場まではとても遠く、大変でした。

でも、見に行った価値はありました。お気に入りの岡本太郎の壁画も見れたし。

アニメの背景画は、水彩で描かれているのですが、男鹿さんの作品は、とても重厚な印象を受けました。

水彩は、油彩と違って、描き直しがきかないので、確かな技量が求められるとは思いますが、男鹿さんの作品のように、精密かつ重厚なものは、単に技量だけじゃなく、優れた表現力を感じさせます。

展示効果を考えてのことでしょうけど、展示室が暗く、視力が弱い私は、ちょっとつらいものがありました。

作品の保護のためには致し方ないのでしょうか?

一枚の背景画を、11時間(およそ2日)で描き上げる、という説明がありましたが、一体、何枚描くんでしょうか。

アニメって、ほんと、気の遠くなるような作業の積み重ねですね。

紅の豚関連の作品が、少なく、物足りない気がしました。

あれ一番好きなんですよ、元パイロット志望の者としては。

毎日のように、トトロのビデオ(DVDではない!)を見ていた子供も、はや大学生です。

時間の経過をつくづくと感じましたが、優れた作品は、何時までもその輝きが衰えることはありませんね。