いりこだしのうどん

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映画「がんばっていきまっしょい」を最近見たが、その中で、鍋焼きうどんを食べるシーンがあり、無性に美味しいうどんが食べたくなった。

四国というと、単純に讃岐うどんを連想してしまったが、映画のあの鍋焼きうどんは、讃岐うどんとは少し違った、「ことり」という松山にあるうどん屋オリジナルなものらしい。

小説「かんばっていきまっしょい」の中でも、主人公の悦子の家では、昼食は必ずうどんで、じゃこ天をのせたあつあつを食べる、という記述があった。

大学生の頃、大学のそばにある讃岐うどんの店に、よく通った。

うどんと炊き込みご飯のセットで、とても美味しくて気に入っていた。

四国ではかつおだしじゃなくて、いりこだしを使うようだ。

母が愛媛出身なので、汁物はほとんど、いりこだしだったような気がする。

子供のときの記憶では、うどんのだし汁も、当然いりこで取っていたと思う。

最近は、かつおの濃厚なだしがほとんどだけど、体のどこかにあっさりとしたいりこだしの記憶がしっかりと残っている。

映画「がんばっていきまっしょい」というと、女子高校生の「リー」を演じた女優さんの自然な演技が、印象深い。

葵若菜という女優さんだが、彼女だけが、現実の高校生のように見えて、キラキラ輝いていた。

現在は、芸名も変えて、当時の面影は感じられない。

8年も経っているのだから、当たり前か。

味のあるいりこだしのような女優さんになって欲しいと願っていたのだが…。

ともかく、今日の夜か、明日の昼は、絶対にうどんを食べようと思う、いりこだしのやつを。