ニッポンの原発の歴史

中曽根康弘は、アメリカへの忠誠と貸しを作り、さらに、核兵器製造技術を習得するために、原発推進を決定
 
米国のエイジェントとして、読売の正力松太郎原発推進活動を開始
 
電力会社は、その危険性から尻込みすることが予想された
 
危険を承知で原発をやらせるために、政府は、莫大な建設費と運転コストのかかる原発を造れば造るほど、総括原価方式で、何の努力もしないで利益が上がるように優遇し、かつ、必要なお金は、すべて、電気料金に上乗せして、消費者から巻き上げさせることとした
 
さらに、事故発生時には、基本的には、国が損害賠償責任を果たすこととした
 
政府は、巻き上げた税金を、原発立地地域に湯水のごとく流し込むことで、危険に対する住民の反発を抑え込み、生活すべてを支配下に置いた(金で口封じをした)
 
政府と電力会社、そして、原発推進派の政治家、利権に群がる守銭奴たちは、原発建設の標的である過疎地域の住民を分断し、人間関係を切り裂くことで、反原発闘争を葬り去り、金に目がくらんだ、人の命をなんとも思わないXX団や土建屋上がりの首長を強力に支援することで、原発の恒久的運転を確約させた(佐賀の玄海町敦賀市がその代表例)
 
原発施設、核燃料、本来ゴミである使用済核燃料も、すべて資産と認めたことから、原発を造り、稼働させることで、莫大な利益を何の努力もなしに手にすることができるようになった
 
司法が、原発の是非の判断を放棄し、原発の危険性に関する議論が封じ込められ、原発安全神話が確立された
 
一気に、原発建設が進み、設置不適当な場所にも(活断層の真上など)、平気で原発が建てられ、54基もの原子炉が、この自然災害大国ニッポンに出現し、いつ破滅的大事故が起こっても不思議でない状況が生まれた
 
資産価値が莫大である原発を動かさないと、お金が入ってこなくなるので、電気が足りていても、稼働可能な火力発電所水力発電所を止めても、原発を動かし続けて、莫大な利益を懐にした
 
地域独占で何の経営努力も必要でない、まさに濡れ手に粟の電気料金を、原発立地地域、政界、経済界、マスゴミ、学会にばらまき、原発の協力者を養い、反原発への政治的圧力と言論統制を実行した
 
選択権を与えられず、勝手に原発推進されたにもかかわらず、国民が選択した、と原発推進派に責任転嫁され、国民は、何の反論もなしに、その詭弁を受け入れた
 
人類史上最悪の福島第1原発事故後、政府と電力会社、それに協力する者たちは、電力不足をでっち上げることで、原発が主要な電力のようにナイーブな国民を洗脳し、原発を止めたら電力不足となり、社会生活や経済活動に大きな障害となる、という脅しをはじめた
 
現行の制度では、金にしか興味がない電力会社は、電気が足りようが、足りまいが、莫大な利益を得るために、何としても原発を動かす必要がある、例え事故が起こり破滅的な状況が予想されてもだ