箱根でツツジを堪能する

ゴールデンウィーク後の休日、箱根の小涌谷に近い、蓬莱園、にツツジ見物に出かけた。

今、箱根では、大涌谷周辺で噴火の兆候があり、立ち入り禁止区域が設定されていたりして、どうも落ち着かない。

そんな中、見頃を迎えたツツジを一目拝もうと、あれこれ雑音はあったのだが、覚悟を決めて、出かけることとした。

確かに、観測データは噴火の予兆?を予感させるのだろうけど、あえて火の中に飛び込むことはないが、ニッポンという世界有数の火山地震地帯に住む者としては、ある程度の覚悟が必要なのではなかろうか。

だからこそ、人類が製造した機械の中で、最低最悪の邪悪な原爆製造装置である原発を、こんな危険な国土に50基以上も設置するなど、まともな神経とは言えず、それを強行した自民党原子力マフィアは、おバカなニッポン人のみならず、人類すべてに対してとてつもなく大きな犯罪を犯してしまったと考えるべきなのだ。

原発を強行した連中は、最強の兵器を得て、力で他国を屈服させようと考えたようだが、基本、バカだったため、その危険性を全く理解できず、ただただ最終兵器を手にすることだけを渇望し、平和利用だ安全だと言って国民をペテンにかけて、挙句の果て、いまだに放射能をばら撒き続けるという人類最悪の福島原発事故を起こしてしまった。

少し、話しがそれてしまったが、ニッポン人は自国の危険性を正しく理解し、自然には抗うことはできないので、備えはするが、それと同時に、覚悟、が必要なのではないかと考えた次第である。

だからこそ、原発、などという自然災害で容易に破壊されるような、出来そこないの原爆製造装置などとっとと廃止し、リスクを可能な限り低減することが早急に必要だと思うのである、ニッポン人が生き残るために。

そんなことを考えつつ、小涌谷駅に到着し、そこから徒歩で蓬莱園に向かった。

以下に、園内に咲き誇るツツジの写真を載せたので、ご覧いただきたい。

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今を盛りにと咲き誇る色とりどりのツツジは、華美で、華やか雰囲気を演出してくれる。たまには、こういう目にも鮮やかで刺激的な風景も悪くないと思いつつ、園内をあちこち歩き回り、ああいいなあ、と直感した構図を、それこそどんどん写真に収めていった。

園内をひとしきり散策した後は、来た道を小涌谷駅に引き返し、途中から千条の滝へ分岐する道に入り、滝見物へ向かう(以下の写真)。

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空模様が怪しくなり、滝周辺は薄暗かったので、手っ取り早くフラッシュ撮影をしてしまったのだが、雰囲気はお分かりいただけると思う。

滝見物の後、さっさと温泉に浸かり行くつもりだったが、方針変更で、すぐそばの浅間山に登ることにした、頂上までは時間的には30分くらいだ。

滝の近くから、川を渡り、登山道に入る。ひと汗かいたら、頂上に到着、この山の頂上は広い草地になっていて、展望はよくないのだが、開放感があり、気持ちの良い場所である。昼寝にもってこいだ(以下の写真)。

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小休止の後、宮ノ下への下山道を下降する。どんどん進み、箱根登山鉄道の線路を横切り、富士屋ホテルの裏手に到着。

そして、一号線を辿り、二の平、の亀の湯へ。もちろん入湯のためである。女将さんが迎えてくれたが、入浴前に少しおしゃべりをして最近の様子を教えてもらう。

話し始めると止まらなくなるのだが、話しの切れ目を見つけて、入浴に向かう。そしてゆっくりと湯船に体を沈める。最高の時間である。

が、今回は、先客がいて、少し変わった方だったので、のんびりできず、少々、がっかり。このところ、独占、が続いていたのでその気でいたのだが、当てが外れてしまった。まあ、勝手な思惑だったのだが。

粘っていたら、先客もいなくなり、やっとのんびり湯を楽しむことができた、ああ、よかった。

で、入浴後、玄関のソファーに腰かけ、女将さんと話を始めたところ、ドーン、という突き上げるような振動に襲われ、ガラス戸がビリビリと音を立ててた。今回のは大きかったようで、お恥ずかしいが、いささか動揺してしまった。

その後も、何度か揺れを感じたが、女将さんの話では、連休の頃から周期的な振動が起こるようになったそうだ。テレビの報道でも、宿泊客が揺れに関しては、そのような話をしていたことを思い出した。

観光地にとっては、難しい事態になってしまったようだ。あとは、公が正しい情報を流してくれて、適切な対応をしてくれるかだが、私個人の感想としては、危険なものは危険とハッキリ宣言する勇気がもう少しあってもいいような気がする。

入湯後、彫刻の森駅に向かい、そこから登山鉄道に乗り込み、帰宅となったわけだが、乗客がいつもより少なく感じた。、

駅で会ったご夫婦は、宿泊を取り消し、帰宅することとした、と話していた。奥様が、強い揺れにびっくりし、とても不安になったようだ。状況分析に基づく自己判断で帰宅ということだが、多くの泊り客は特段帰る様子はなかったらしい。それもまた自己判断である。

そんなわけで、箱根に関しては、大涌谷にとどまらず、その周辺には観光客だけでなく多くの人が居住しているわけであるから、観測と警戒を厳にすることは必須の状況と私の目には映った。