新緑の出山鉄橋(箱根登山鉄道)

連休中にスッキリ晴れるのは今日くらいということで、箱根に新緑見物に出かけました。
 
鑑賞ポイントは、通称、出山の鉄橋、と呼ばれる早川橋梁です。
 
箱根登山鉄道の箱根湯本で登山電車に乗り換え、塔ノ沢、を経て、急な勾配のトンネルを抜けると、そこはもう出山の鉄橋です。
 
登山電車は箱根湯本を発車すると、上流に向かって、早川の右岸を走りますが、出山の鉄橋を渡り、左岸にルートを変更します。
 
その後、急こう配のループ状トンネルを進み、登山鉄道名物のスイッチバックである、出山信号場、にたどり着きます。
 
鉄橋からは信号場は確認しにくいのですが、逆に、高い位置にある信号場からは鉄橋の全景をハッキリと見ることができます。
 
出山の鉄橋は芦ノ湖に源を発する早川に架かる鉄橋で、明治期に東海道本線天竜川にかけられたトラス式鉄道橋がアップグレードされる際に不要となった構体の一部を移設したものです。
 
詳しくはWikiやネット上の記事をご覧ください、いろいろとその来歴と、文化遺産、としての価値が説明されていますから。
 
出山の鉄橋は、1999年に、登録有形文化財、に指定されたそうで、箱根登山鉄道に乗ると、この橋を通過する際に、その歴史についてのガイダンスが流れます。
 
以下の写真は、新緑に埋め尽くされた早川の渓谷と、出山の鉄橋、を渡る箱根登山鉄道の新旧の電車です。
 
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どうです、眩い限りの新緑でしょ。
 
この新緑を鑑賞しながら、目的を同じくする人たちと(中高生くらいの若者がほとんどでした、この日は)写真撮影会を繰り広げました。
 
光の照射角度がよくなかったので、電車自体は綺麗に取れませんでしたが、生命の息吹に満ちた新緑は十分に感じられる写真だと思いますが、いかがですか。
 
この写真は、出山鉄橋に並行するようにかけられている、個人所有の、車が通行できるほど立派なつり橋から撮影したもので(一般の人も通行可能)、そこが有名な撮影スポットとなっています。
 
紅葉の時など、ここを通過する電車から、オッサンが列をなして鉄橋の方にカメラを向けている光景を目にすることがありますが、まさに、今日、私はそのオッサンの一人だったわけです。
 
今日は、塔ノ沢、で電車を降りて、1号線を出山鉄橋まで歩き、その後、新緑を楽しみながら、大平台まで歩きました。
 
少し汗ばみましたが、とっても気持ちのいい1日でした。
 
大平台では、たった一軒あるコンビニでアイスを購入して、のどを潤し、いつもの立ち寄り湯に向かいました。
 
しかし、このところ温泉の話ばかりですね(笑)。
 
そうそう、温泉に入りながら気が付いたのですが、周りの山々の高いところ、標高600~700メートル辺りでは桜が見ごろのようでした、新緑の中に、桜色の塊が散見されましたから。
 
温泉に入りながら見る新緑と桜、なかなか乙なものでした。