この夏に(7月から9月にかけて)、箱根、をぶらついたので、画像と動画を交えて、その一部を紹介します。
箱根といえば、温泉、というのが至極真っ当な反応ですが、私の場合、一番の楽しみは、箱根登山鉄道、に乗ること、そして、その勇姿?を写真に収めること、なのです。
まずは、以下の写真をご覧ください。
この写真は登山鉄道の車内ですが、ここに写っている制服姿のひとは、ユーモアあふれる名調子の車内アナウンスで有名な、落合車掌、です。
この後、私も精算してもらいました。
そして、大平台の駅に到着です。
落合さんが、今度は最後尾になる運転台に移動し、乗り込んでいるところです。
スイッチバックでは、このように、運転手と車掌が、進行方向が逆になるため、前後に移動しなくてはなりません。
大平台駅は、構内で、その様子を見ることが出来ます。
駅は、行き止まりになっていて、上の写真は、その行き止まりのホーム端から撮っています。
駅の出入り口には、ポイント、があって、上りか下りかで、電車の進行方向を振り分けています。
駅本体は、以前、記事にしましたので、そちらを参考にしてください。
駅舎というか、国道1号に面した駅への降り口は、小さい小屋、という風情です。
これまで紹介した写真の中に登場する箱根登山鉄道の電車は、比較的、新しいものばかりですが、この鉄道会社は、落合さんの言によれば、21世紀にもかかわらず、冷房がなく、熱いときは窓を開けて冷気を入れる、という超エコな旧式電車も在籍していて、毎日、がんばって急坂を駆け上がっています。
以下の写真が、モハ2形という、その旧式、いや、21世紀でもがんばるエコな電車です。
製造から半世紀を軽く超えて、今なお現役です。
写真は、大平台駅を出て、大平台踏切、を通過中のモハ2形(109号)の勇姿です。
次の写真は、そこでスイッチバックする電車の様子ですが、上の写真とは全く別の日に撮影したのですが、偶然にも、落合車掌、の乗務する電車でした、私、このひとの電車に当たることが多いです、なぜか。
落合車掌、の名調子の車内アナウンスは、ぜひ、箱根に行って、登山鉄道に乗り、実物をご堪能いただきたいです。
箱根などに行っている暇などない、という多忙な方のために、以下に、その動画を貼っておきましたので、ご視聴ください。
と、ここまでは、なぜか落合ネタばかりでしたが、私は、箱根登山鉄道の雰囲気がとても好きです。
観光地を走る鉄道、ということで、親しみやすさを大切にしているのかもしれませんが、暖かみを感じます、登山鉄道の方々からは。
以前、帰りの電車で、車掌さんが車内精算のために回っているとき、小さい男の子が乗っていて(ベビーカーにやっと乗れるようになったくらいかな)、その子に気づいた車掌さんが自分の制帽を男の子にかぶせて、あやしてあげていました。
とても心温まる情景でしたね、あなたはいい人だ、車掌さん。
あの急勾配を一生懸命に上り下りする箱根登山鉄道には、なぜだか、強い思い入れがあります、私。
一応お断りしておきますが、写真の無断転載、無断使用はご遠慮ください、すべての権利は私に帰属します、私の下手くそ写真を使う人もいないでしょうけどね。