スタートレック イントゥ・ダークネスを観た

昨晩、先行ロードショーで、スタートレック イントゥ・ダークネス、を観ました。
 
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主要な登場人物の若いときのエピソードを無理に創作し、色々とつじつま合わせをやっていた、最近の作品はどうもしっくりこなかったのですが、この新作は、息つくまもなく、いいテンポで楽しめました。
 
最後は、スポックの論理的な判断とカークの犠牲的な頑張りで(この対比がこの作品のミソです)、惑星連邦崩壊の危機を救い、初代テレビシリーズとうまくリンクさせて、5年間の未知の宇宙領域への探査へ乗り出す、というふうに締めくくっていて、なかなかうまいまとめ方でした。
 
昔からのファンとしては、本作で、やっとドタバタや無理なつじつま合わせから解放された、という感想です。
 
色々な脚色や設定で、テレビドラマや映画に登場する優生人類の長カーンを登場させていて、カークやスポックというスタートレックの主要メンバに挑戦してきます。
 
ファンとしては、あのエピソードを入れてあるなあ、と色々と楽しめました。
 
とくに感心したのは、エンタープライズ号が細密に表現されていて、これまでになく、迫力のある宇宙船に見えました。
 
しかし、随分と旧型エンタープライズ号(NCC-1701)も、格好良くなりました、テレビシリーズの、貧弱なものと比べるとまるで別物です。
 
ピカード艦長が指揮するNTGのエンタープライズ号(NCC1701-DとE)のように未来的でなく、初代らしく、適当に現代的なメカ要素を入れてあって、かえって、現実的な映像に見えました。
 
それにしても、ニッポンにもいいSF物がありましたが、スタートレックのように、成長、発展したものは見あたりません。
 
アニメ作品には成長中のものもありますが、人類同士の戦闘、ばかりで未来志向の夢を提供する作品がないように感じます。
 
一段落ついたスタートレックですが、今後、どうするのでしょうか、更なる発展と成長を期待します。