教育者の責任とは、都立高校の敗北

 
たまにお邪魔している、都立高校の関係者だった方のブログで、嘘をつかないことが人間として大切であるにもかかわらず、教育の現場でも、嘘、がまかり通る現状を憂慮する、という記事を目にしました。
 
その記事を読んで、私は、いささか過激とは思いましたが、以下のコメントを付けてしまいました。
 
都立高校、東京都の公教育は、一体、どこに流れていくのでしょうか、私には、恐ろしい未来しか予見できません。
 
全国の、自分の生き方に自信のない多くの親とその子供の洗脳を完成させた教育産業とそれに群がる寄生虫どもは、ホクホク、でしょうけどね。
 
コメント、ここから。
 

 
嘘をつかないこと,大切なことだと思います。3.11以降、多くの嘘が強引かつ何の躊躇もなく堂々とまかり通っています。教育の現場では、教員は、この事態をどう説明しているのでしょうか。とくに、日比谷高校の教員は、40年前、日比谷高校を経由して東大に入学した卒業生が、社会の中枢に居座り、この救いようのない嘘を指導していることを、どう説明してるのでしょうか。私は、一切、説明せず、論評もせず、東大、東大、と連呼している教員失格の人間の姿しか思い浮かびません。都立の特定高校は、すでに、正統な教育の場ではなくなっているのではと、憂慮しています。極論かもしれませんが、もう、都立の中高一貫校、国際を冠する外国かぶれ学校、進学指導重点校は廃校乃至は元にもどすべきではないでしょうか。

教育者の度量の大きさが、日比谷と開成では、あまりに違うことをご存じですか?開成の校長は、高級官僚や経済界のボスを輩出しているにも関わらず、同校出身の反原発の研究者、京大の小出裕章さんの講演会を、すでに、学内で2度も開催させています。同時期、東大合格者を競っていた2つの学校の、あまりの差に、都立高校の敗北を痛感します。
 

カッカして入力したので、へんてこな日本語もありますが、上のコメントの後段では、京大の小出さんの話を持ち出しています。
 
日本中の公立の進学校(エリート校と言うらしい、噴飯もの!)を、教育の本質を語らず、誇大宣伝する人間が(当ブログにも、色々な人間になりすまし、たまに姿を見せますが(笑))、無料のウエーブサイトに同じ内容の記事をコピペしまくり、情報操作に余念がありませんが、私は、公立という学校の性格に起因するかもしれませんが、3.11以降の、ニッポン国内で強引かつ傲慢に進められている、救いようのない、人間失格の数々の大ウソ、国家的サギ、人権無視、を公立の学校の教員が、どう子供たちに話しているのか、とても心配しています。
 
たぶん、話していないのではないでしょうか、公立の学校では。
 
そんな私の心配を少しは和らげてくれたのが、開成高校において、同校の出身で、40年以上も反原発を主張し続けてきた京大の小出さんの講演会が、3度も(1度は千葉の寮のようですが)、校長の賛同を得て、開催されるという事実です(3回目はこの秋開催予定です)。
 
開成高校では、教育者が、社会に蔓延する嘘を憂慮し、具体的なアクションを起こしていることに、救いを、少しではありますが、感じたのでした。
 
それに引き替え、同時期、全国から、越境入学で秀才を集め(現在の開成、灘、桜蔭や都内にある国立大付属の中高がこれに相当します)、多数の東大合格者を出していた日比谷を代表とする都立高校は、その出身者が、社会の中枢で、嘘、を指導していることを、どう感じているのでしょうか、そして、何か、具体的なアクションを起こしたでしょうか。
 
開成にも、色々言いたいことはありますが、嘘に対しての教育者の感受性が、都立高校の教員や都教委より、はるかに鋭敏で人間的であると、私は、いささか単純志向ではありますが、感得したのです。
 
教育者の、度量と見識のあまりの大きな差に、都立高校の、教育における完全なる敗北を痛感しました。
 
加えて、改革派官僚、として官僚の利権体質を批判し続け、結果、クビになった、古賀さんは、麻布の出身です。
 
開成と麻布が、それぞれ一人ではありますが、相当な覚悟をもって、このろくでもないニッポンというインチキ民主主義国家を批判し、それぞれのやり方で、改革を目指し、諦めることなく活動する人物を出したことに、心から敬服する次第です。
 
この2校にも多くの問題があり、何の意図かは知りませんが、過大な持ちあげ方をする勢力やOBがいることは承知していますが、小出さんや古賀さんを出したことは、決して、偶然ではないと私は考えます。
 
因みに、小出さんは、開成の出身者が、社会の中枢を占めて、悪事、を働いていることに憤りを感じていて、2度と近づくまい、と堅く心に決めていたようですが、興味ある方は、開成での小出さんの講演会動画(音声だけですが)をご覧ください、以下に、そのリンクを示します。
 
講演会の中の発言では、小出さんは、開成の生徒たちに、より直接的に、語りかけたいようです、それを開成がどうやって実現するのか、興味津々です、ほのかな期待を持って見守っていきたいと思います。
 
OBがやっているのか、それとも、例の人物、がやっているのか判然としませんが(OBがやっているなら、愛校心を通り越して、下品にもほどがある!)、数多いる犯罪的大ウソつきのOBをWikiで書き並べて自慢することは出来ても、社会悪を真正面から考え行動することは、あの核武装論者でインチキ国粋主義者が知事に居座る、現在の都立高校には(とくにエリート養成を標榜する、進学指導重点校と都立中高一貫校)、絶対に出来ないでしょう、国家に(いや利権にです)都合のいい人間を作ることが目的ですから、これらの学校は。
 
公教育は、危篤状態です、日本中。