公立の特権的学校群を私立化せよ

以前も、記事にしたが、昨今の公教育における、大学受験に特化した特権的学校群(東京都では進学指導重点校と都立中高一貫校や附属中学を持つ進学重視型高校)においては、経済格差による教育格差を容認どころか利用し、受験向きの子供を集めるという、税金で賄われる学校でありながら、特定の社会階層を露骨に優遇するという、教育、が強引に推進されている。
 
そこで、提案である。
 
こういった性格の学校群は、必要悪であるから、存在は認めるとして、その特権的教育を税金でやること、そして、教育の機会均等に反する、という観点から、もはや、公立である必要性はなく、すべて私立化あるいは私学に売却することを提案する。
 
東京都の例では、
 
進学指導重点校の一部、日比谷、西、戸山、国立、八王子東が対象となる。
 
とくに、日比谷、はその立地の良さから、相当の売却益が見込まれるから、必ず売却する。
 
都立中高一貫校および附属中学が附設された高校は、箱ものを作ってしまったので、原状復元が難しいので、すべて私立化する。
 
明治時代よろしく、外国帰りを妙に有り難がっている、国際、と冠する学校も、私立化する、いらないでしょう、いまどき。
 
当然のこと、これらの学校の教師も、学校の私学化と共に私立学校教員となっていただき、予備校よろしく、受験教育に邁進していただく。
 
いかがであろうか、これでスッキリするだろう。
 
あとは、受益者負担で、思う存分やってもらえばいい。
 
以前も書いたが、これら学校群の売却益で(少なくとも日比谷は売れるだろう)、都立大学内に(首都大?バカげた名称である)、無償の教員養成学部を設立し、公教育に全身全霊をもって取り組む意欲のある学生をリクルートし、育てることにより、東京都の公教育の教員の質と量の向上を目指す。
 
おっと、忘れた、この学部の卒業生は、最低5年、東京都の公立学校で勤務しなくてはならない。これを破った場合は、勤務年数に応じて、学費等を納入することとする。
 
いかがか、この妄想。