福島県ちゃんが、1年前の悪さを白状しました、悪い子ですね

まずは、時事通信の記事を転載する。
 
この記事の内容を、そのまま信じる人がいるだろうか、私は、福島県という行政単位つまり県知事に、相当の悪意を感じる、事故発生以前の原発に対する姿勢(原発ベッタリ)から考えて。
 
県知事をリコールできない福島県民にも、大いに問題があり、被害者が動かない限り、行政が心を入れ替えて、県民の生命財産を真剣に考えることなど、とても望めないだろう、福島県民には気の毒だが。
 
福島県庁への、デモ、がほとんどないこと自体、驚きである。


原発事故直後の拡散予測を消去=メール受信に気づかず―福島県

時事通信 3月21日(水)10時32分配信
 東京電力福島第1原発事故で住民避難に活用できなかったことが問題視されている「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)について、福島県が事故後の昨年3月15日朝までにメールで送られた放射性物質の拡散予測をなくしていたことが21日までに分かった。県はメールの受信に気づかず、データを消去していたとみられる。
 県によると、SPEEDIの運用を担当する原子力安全技術センターが同月12日午後11時55分ごろからメールを1時間ごとに送信。しかし、県は15日朝まで着信を把握せず、メールボックスの容量がいっぱいになったとして、他のメールとともに消去していた可能性が高いという。
 県の担当者は、拡散予測は県庁内の専用端末に届くことになっており、震災のために庁舎が使えなくなって、データは入手できないと考えていたと説明。同センターからメールを送付したとの連絡もなかったとしている。

 
引用、ここまで。
 
どうだろうか、SPEEDIのデータが事前予告もなく、無闇に送りつけられる、などということがあるだろうか。
 
原発立地県に対しては、必ずや事故発生時の対応策が定められていたと考えるべきで、その中でも、住民の命を左右するSPEEDIのデータはもっと重大な情報なのだ。
 
確か、原発事故発生時の対応に関する訓練が行われていたハズであり、原子力保安院の指揮所をどこに置き、どう対応するか、予行演習していたニュースを見たことがあるが、あれは何だったのだろうか。
 
SPEEDIの情報を、福島県が内容も確認せず削除した、などという子供だましを信じることなどできるはずもない。
 
もしSPEEDIの情報提供を含めた事故対策マニュアルがなかった、というなら、それ自体、無責任、無能、を超えて、殺人、に等しい犯罪である。
 
原子炉の再稼働に躍起になっている、この時期に、なぜ、この犯罪を告白したのだろうか、いつものやり方で、時間が経ってから出せば、国民が気にとめない、と計算した上でのことかもしれない。
 
核武装を隠蔽するために推進してきた原発は、人心を徹底的に歪め、犯罪を誘発する、まさに、悪魔の所業、としか私には思えない。