NHKは、原発に関して、態度を曖昧にしている

いま、NHKの夜9時のニュースを見ています。
 
NHKのエネルギー関係の担当デスクは、さかんに、原発がないと電力不足が起きる、と繰り返すばかりで、実際の発電量や節電による実績を無視する発言を繰り返していました。
 
このニュースのキャスター二人は、電気は足りているじゃないか、と何度となく、デスクに迫りましたが、デスクは、直接答えることなく、終始、はぐらかして、持ち時間を使い切りました。
 
NHKは、結局は、国営放送、な訳ですから、不合理と思っても、国策を真っ向から否定することはしないのでしょう。
 
事故当時、NHKに登場して、事故は大したことない、と言っていた東大教授が出てきて、原発は安全だ、と言い切りましたが、こんなカスな人間が教授をやっている大学ですから、都立西高校の生徒が、東大を受けずに、京大に大量受験、大量合格するはずです。
 
日比谷高校と違って、都立西高校は、さすがですね、モノが違う、と感じました。
 
面白いのは、次に登場した科学文化部のデスクは、とても慎重かつ科学的な解説をし、原発の再稼働には問題がある、というニュアンス(ここが曲者)のことを言っていました。
 
NHK内部の不統一は、一体、どういうことでしょうか。
 
原発再稼働は必要、というデスクと、慎重に、という真逆の2名のデスクを登場させることで、プラスマイナスゼロ、つまり、態度を曖昧にしてごまかしたのでしょう。
 
国民は、これまでの政府の対応を見ています、そして、原発が危険だと言うことを身にしみて感じたはずです、最近、それも薄まってしまいましたが、ともかく、以前のように、政府の言うことを、そのまま信じることはできない、という人が多くなりました。
 
NHK,ほんとに中途半端な報道です、自分たちの報道によって、どれだけ国民が影響を受けるか、分かっているのでしょうか。
 
民放は、テレ朝の、モーニングバード、玉川総研を除いて、原発擁護で論外ですが、国民から取ったお金でやっている放送局は、国民の生命財産を最大限に考え、それに見合った放送をすべきです。
 
さて、NHKは誰の見方なのでしょう、その報道姿勢がもっと問われるべきです。