ロボジー、を観た

他の方のブログの記事に触発されて、矢口監督作品、ロボジー、を観てきました。
 
ロボコップを明らかにもじっていますね、この作品。
 
理屈抜きに面白かったです、発想がいいですね、ロボット社会への皮肉かな、とも思いましたが、肩の力を抜いて観れる楽しい映画でした。
 
矢口作品は欠かさず観ていますが、というか、テレビで数年したら必ずやるので、多くの人が目にする機会があると思います。
 
で、今回の作品ですが、1つだけ不満を言うと、もっとドタバタにして欲しかったです。
 
ナンセンスを承知で脚本を書いているのですから、科学的であったり、論理的である必要はない訳で、もっとはじけていてもよかったかな、と感じました。
 
街中大騒ぎ、って感じがいいなあ、アメリカのコメディーのようにね。
 
作り込みは、日本人らしく、どこかでマジメになってしまうのでしょうかね、それも、悪くはないけど。
 
矢口作品には、脇役で、レギュラー、の方々が出演していて、とっても安心して見れます、個性が確立していて、演技が上手いので。
 
あの脇役陣がいなかったら、かなり微妙な作品になりかねませんね、矢口作品は。
 
白物家電のメーカーの社員が、社長に強引に押しつけられたロボット製作の失敗を誤魔化すために、爺さんに、着ぐるみのロボットの中に入ってもらう、という話ですが、相当無理がある設定ですよね、それがまた面白いのですけど。
 
爺さんが、あのミッキー・カーチス(五十嵐信次郎)というのがいいですね、ロカビリーのスターだった人ですからね。
 
でも、多くの人は、知らないでしょうね、彼がスターだったことなど、彼の過去の栄光を知る人が観ると、そのギャップがまた面白いです。
 
主役?の女の子は、子供なんだか、大人なんだか、よく分からない、不思議な人ですね、ガンツ、に出ていた人だと思いますが、オタクっぽい役が多いのかな、よく知りませんけど。
 
因みに、彼の作品で一番好きなのは、スイングガールズです。
 
たくさん女の子が出演していますが、中でも、アルトサックス担当の、産婦人科医院の娘、久保千佳役の、あすか、がお気に入りだったのですが、彼女、消えてしまいましたね、結婚退職ならいいのですが、大人専用の業界に行ってしまったのではないか、と心配しています。
 
女の子は成長しますね、当時はパッとしなかった、松田まどか、なんかビックリするくらいきれいになってますから、ちょっとマイナーかな。
 
あの作品に出演していた女の子の多くが、大きな役をもらう役者に成長していますね、目の付け所がよかったのかな、監督の。