まだ教育をやるつもりなのか

東大が、グローバル化の一環として、秋入学を考えているらしい。
 
詳細は、以下の記事を参照していただきたい。
 
今回の災害と原発事故において、いかに東大関係者が無能で無責任、無痛、無感覚、であるか、国民の多くは見せつけられたはずである。
 
それでも、この大学に、教育、を期待するのは、ブランドを獲得して、日本社会で有利に生きるためだろう。
 
決して、教育、の中身を考えてのことではないはずだ。
 
この大学は、まだ、人間教育をやろうと、いや、出来ると考えているようだ。
 
恐ろしいまでの自信である。
 
クソ度胸もここまでくると、異常に見えてくるし、全く反省がないところに、この大学の傲慢で不遜な本性を見る思いだ。
 
以前から提案しているように、組織自体は相当の規模と設備を備えているので、この大学は、学部教育からは手を引き、日本中の意欲と才能ある人材を集めた高等研究機関として再編すべきと考える。
 
教育は、京都大学など哲学のきちんとしたところに任せるべきだ。
 
東大の主目的である、国家という組織の構築と維持に必要な法の運用者の育成、は他大学の専門大学院で行えばいいだろう。
 
あるいは、国立の高等文官養成学校を設立すべきかもしれない。
 
これにより、東大の歪んだ既得権を少しは是正できると考える。
 
日本の法律は、国民のための法律では決してないことは、今回の福島原発事故の対応を見ていればお分かりだろう。
 
為政者に都合にいいように、勝手に法律を変え、国民の安全を蔑ろにし、平気な顔をしているという、無法国家、が日本の実態である。
 
その法律の世界(法曹)を支配しているのは東京大学法学部であることを、無垢な国民はどう考え、評価しているのだろうか。
 
馬鹿げた法曹界である。
 
  
あとは教育の根本的な改革が必要だろう。
 
ゆっくりと時間をかけて思考させる教育が、国民の知性を高め、物事の善悪を適切に判断できるようになると考える。
 
これを意図的に抑制する教育を明治時代から延々とやり続けてきた結果が、今の日本の姿であり、国民を無批判で無思想にした元凶と、私は考える。

<東大>入学時期を春から秋に 国際化推進で検討開始

毎日新聞 7月1日(金)11時51分配信
 東京大(浜田純一学長)が、入学時期を春から秋に移行する方向で検討を始めていることが1日、わかった。入学時期を海外の大学と合わせることで、海外からの留学生の受け入れと東大生の海外留学を促進し、大学の国際化を進めるのが狙い。今年4月から学内のワーキンググループで議論を始めており、年内にも方針を打ち出す。

 文部科学省によると、欧米の大学では9月入学が一般的。東大は、日本の大学との入学時期のずれが留学を阻害する一因となり、大学の国際競争力向上を妨げていると分析。浜田学長の任期中(15年3月まで)の基本構想「行動シナリオ」で、今年度の検討項目として、国際的に通用する「タフな東大生」を育てるため、「将来的な入学時期の在り方」を検討項目の一つに挙げていた。

 東大によると、現時点の検討内容は、入試については、高校の卒業時期に合わせて、従来通り春に行う。合格から秋に入学するまでの約半年間は、留学やボランティア活動などに使う。卒業時期については、基本的に4年後の秋としている。【福田隆】