卑怯者

佐賀県知事の、姑息さに、原発行政の持つ闇の深さをつくづく感じる。
 
以下の記事から、政府、それも、最高責任者である総理大臣に、原発運転再開の責任を全て押しつけて、自分は、その悪行から逃れようとする様子が読み取れる。
 
なんとも、救いがたい人物である。
 
原発立地県の知事は、どこも、この程度の人間なのだろう。
 

玄海原発、安全性を確認=佐賀知事「首相の真意確かめたい」―再稼働へ前進

時事通信 6月29日(水)15時51分配信
 佐賀県古川康知事は29日、定期点検で運転停止中の玄海原発(同県玄海町)に関し、海江田万里経済産業相の訪問で直接の説明を受けた後、記者会見し「安全性について(の問題は)クリアされた」と述べた。ただ、国の責任をより明確にするため、「菅直人首相の(再起動についての)真意を確かめたい」とし、国策としての原発政策を明確にすることも条件になるとの立場を示した。
 海江田経産相は、知事との会談で「安全性が確認された原発は政治が動かす」と訴えた。古川知事が、玄海原発の安全性が確保されているとの踏み込んだ認識を示したのは、そのためとみられる。ただ、同知事は理解を示しつつも、原発の安全性、必要性について首相自身が言明する要求を突き付けた形だ。
 再稼働を容認するかどうかの最終判断については、古川知事が出席する7月1日の県議会の原子力安全対策等特別委員会などでの議論や、同8日の県主催の住民説明会での反応も慎重に見極める構え。同月初旬が大きなヤマ場になるとみられる。同知事は29日、「きょうをもって玄海原発の再起動容認ではない」と強調した。