盗作コピペ文化は教育の不在が原因

産経新聞より引用
 
中3少女が詩を盗作、「詩と思想」新人賞取り消し ほぼ丸写し
 
秋田県在住の中学3年の女子生徒(14)が新人賞を受賞した詩が盗作だったとして、土曜美術社出版販売(東京都新宿区)は15日、女子生徒に与えた第19回「詩と思想」新人賞を取り消したと発表した。盗作されたのは、インターネットの掲示板「プロ詩投稿城」に掲載されているKazu.さんの詩「穴」で、ほぼ丸写しされていたという。

 同社によると、受賞決定は今月10日。地元紙から取材の申し込みを受けた女子生徒が、ネット上の掲示板に投稿されていた詩を盗用し、賞に応募したことを母親に告白。14日、母親から連絡を受けた同社がネット上で盗作元の作品を確認した。

引用終わり。
 
 
最近の子供は、インターネット上の他人の著作物を簡単にコピペして、それを、自分のものとして提出することに疑問を持たないようです。
 
非常勤講師をしている某大学で、成績不良者にレポートを課したところ、ほとんどがコピペでした。勉強に身の入らない連中ですから、こういう結果になったのかも知れませんが、中には、Wikiを丸写ししたものもありました。
 
自分で課題について思考する、というあたりまえのことを全くやらないというのは、一体、これまでどんな教育と家庭環境で育ったのかと、あきれかえりました。
 
ハッキリ言って、親の顔が見たい、です。
 
学歴偏重者が大好きな、極めて難度の高い大学での話です。
 
この少女の盗作とレポートの盗作に潜む病根は、現代日本の教育の方向性が大きく間違っていることを示すものと私は考えます。
 
偶然とはいえ、今回の盗作事件は、学テの評価では日本最高の学力を持つとされている秋田県の子供です。
 
学力向上運動が、教育産業主導で盛んですが、肝心の教育の方は一体どうなっているでしょうか。
 
学問の意味をあまりに軽く考える、大学に来る必要のない人間が多いということじゃないでしょうか。
 
そんな連中でも、教育産業とそれに賛同する教員のご尽力で、難関大学には合格するんです、学問はなくとも学力はありますから。
 
です、ます調で書いてしまいましたね、本当は、である調の記事なんですが。