受験通の親

経営戦略を練るがごとく、Hという都立進学指導重点校、への合格を画策する、親、なる人物の書き込みを、某受験関連サイトでみかけました。
 
いやー、すごいの一言です。
 
綿密な情報収集と、分析、そして、具体的対応策、脱帽です。
 
もしかして、H高校をヨイショする、塾関係者の、自作自演かもしれませんけどね。
 
最近は、受験通な親が増えているんじゃないでしょうか。
 
その記事に、あれこれ書き込む、これまた受験事情通がたくさんいることにも、ビックリさせられます。
 
子供は、勉強だけしていればいい、という感じなんですかね、親が、すべて計画して、線路を引き、あとは、乗っかって、進むだけ、という感じのようですね、その家庭は。
 
教育に対する考え方は千差万別ですが、果たして、自立心が養われるのでしょうか。
 
外国にいる方のようで、教育事情の違いから、心配なことが多いのでしょうが、だったら、余裕を持って、日本社会で生きていけるような環境を考えてあげることも、悪い選択ではないと、私は思うのです。
 
連れ合いは、外国に長くいたため、英語しか話せず、帰国後、いじめにあったり、苦労したようで(当時は、帰国子女、といって優遇することはなかった)、不安が強いのは理解できます。
 
昨今は、国際化という、耳障りのいい言葉を使って、アメリカに都合のいい教育を推進していて、帰国子女(嫌いな言葉です)を、優遇する傾向にあるので、それをちゃっかり利用している人もいます。
 
まあ、親御さんとしては、子供を自分と同じ社会階層に所属させるべく、奮闘するのでしょうね。
 
私は、自分の子供には、密着度の高い教育サービスは不要と考えていましたし、そう子供には対応してきました。
 
そんな親の態度に閉口してか、子供は、自分の頭で考え、行動するようになりましたし、生きていくことには、支障はなさそうなので、一安心しています。
 
自分の社会階層というか、職業、社会的地位に、無理やり所属させようとして、勉強を強要することは、私には、やっかいに感じます。
 
私の親も、勉強しなさい、といったことは一度もありませんでした。
 
極めて、いい加減な親ですね、私は(笑)。
 
それより、子供と、読んだ本の感想とか、思いついたことを披瀝して議論する、といった時間を共有することのほうが、私に、意味のあることです。
 
私には、ですよ、極めて、自己中心的な親なのです。
 
でも、教育機関に所属している関係から、このブログで書いているように、学校関係のよけいな情報が、否応なしに耳に入るので、かくれ学校事情通なのです、本当はね。