経済格差と教育格差(日記から抜粋しました)

日本の一般民主は、官僚、利権組織、金持ち階級の策略に、完全に乗せられました。
 
教育分野でも、お金持ちしか、上等な教育を望めないしくみが完成しつつあることを、批判するでもなく、同じ土俵に上がって、競争しようとする一般民衆の、なんと多いことか。
 
まさに、敵の思うつぼに、教育は、とくに、公教育は変貌してしまいました。
 
東京都が、そのトップランナーでしょう、この教育を巡る策謀の。
 
競争による選抜、能力主義などというまやかし、洗脳に踊らされ、日本の多くの親たちは、子供たちにカネを注入し続けるという、消耗戦に突入してしまいました。
 
絶対に、金持ちが勝ちます、断言できます、学力競争はテクニックに負うところが大ですから。
 
それを、能力(知能と言った方が適当かもしれません)の優劣、と錯覚させているのが、いまの教育です。
 
能力、という言葉を持ち出して、教育格差批判を押さえ込もうとしていますから、支配層は。
 
よく学歴大好き人間の集まる掲示板で、地頭がいい、と表現される子供は、本当にそうなのか、はなはだ疑問です、この学習体制と教育行政においては。
 
東大をはじめとした銘柄大学の合格者の親の年収がすべてを物語っているでしょ。
 
予備校の宣伝に、銘柄大学合格!といって登場する子供がいますが、よくその出身学校をみてください、かなりお金をかけないと入れないところばかりですよ、すでに。
 
都立進学指導重点校も、もはや、完全に金持ちに独占されたといってよいでしょう。
 
それに続く都立中高一貫校も、同様です。
 
きちんと調べれば、経済格差が教育格差に直結していることは明白なのに、東京都は改善どころか、格差を広げる政策を強引に進めています。
 
同じ能力の者が、いきなり試験を受けるより、事前に対策した方が、絶対によい結果を出すことは、誰でも簡単に分かることです。
 
それを、能力の差、と錯覚させているんですね、公教育までも。
 
いやはや、大変な時代になりました。