都立高校、今年はおとなしい

昨年までの騒ぎが嘘のように静かです。

私も多忙を極めていたので、すっかり忘れていたのですが、大学進学実績が出そろった頃ですね。

去年は、都立進学指導重点校を(とくに日比谷)、異様に持ち上げる輩がいて、騒がしかったのですが、今年は、おとなしいようですね。

ハッキリ言って、進学実績には、波があるでしょうから、あまり大騒ぎすることなく、じっくりやればいいんでしょうが、あの都知事の薫陶か、短期間で、結果を出したがるあまり、一寸したことを大きく宣伝する悪癖が身に付いてしまったようですね、東京都は。

中学受験は、ますます盛んになるでしょう、これは確実です。

勉強する癖が付いていて、やる気のある子供は、中学受験するでしょうから、超難関大学は、私立あるいは、ごく少数の国立の中高一貫校の独壇場であり続けると、私は思います。

そして、受験に特化した都立の中高一貫校が、どれだけ進学実績を伸ばすか、教員の実力が問われているわけで、興味津々です。

基本的に、どう取り繕っても、都立の進学指導重点校の進学実績は、予備校に依るところが大きいわけで、これに異議を唱える人はいないでしょう。

しかし、味気ないですね。進学実績でしか、学校教育が語られなくなってしまったことが。

石原都知事が、そうしてしまったんですよ。

莫大な借金を抱えてた、何とか銀行の責任をとって、辞任するべきです。

そして、都立高校入試を、共通問題に戻し、子供たちが、塾に依存することなく、学習指導要綱の範囲で受験準備が出来るように、すべきです。

無理な難問を並べなくても、学力を測ることは可能です。受験向きの子供を取りたい、短期間で、進学実績を上げたい、というスケベ心を捨てるべきです。

あくせくしなくても、受験向きの子供は、中学から、私立あるいは国立に行くので、どうあがいても、都立が今以上に変わることはないと私は考えています。あっても、微増、微減でしょう。