和田中Ⅱ

東京の、杉並区にある和田中で、夜間、サピックスという有名な進学塾の講師を使って、受験講座を市価の半値で開校することが強行されます。

都の教育委員会は、中止を求めていたのですが、多分、都知事が容認する発言をしたので、態度が一変したと思えるほど、夜間塾を容認するかのようなコメントを出しました。

和田中の校長の考える、教育とは一体なんでしょうか。

成績優秀者を集め、民間に依頼して、受験を成功させることが、彼の教育なのでしょう。

こんな人物と、私は、教育を議論できないでしょう。

なんだか、教育とは、受験で成功すること、という価値観で突き進む和田中は、今後、先生と生徒の関係、生徒間の関係など、多くの問題が生じるのではないでしょうか。

この夜間塾は、成績優秀者を対象にしている、というところがキーワードでしょう。

和田中の生徒全員に、開放されているわけではありません。

教育とは、色々な定義があるでしょうが、都知事と校長、そして、和田中の、特定の父兄の、教育に対する考えが一致した産物が、難関校受験で有名なサピックスだったのでしょう。

和田中の先生方は、きっと、構内で行われる夜間塾に参加する生徒から、先生とは、もはや見なされないかもしれませんね。

難関校への受験指導が出来る人こそが、真の先生だと、子供達は考えないでしょうか、とても心配です。

和田中、今後、さらにエスカレートしそうですね、都知事のお墨付きが出たので。