提案

塾通いを奨励するような都立高校入試に危機感を覚える者として、都立高校に関して、こんな提案をしてみる。

1.都立高校入試を、全ての高校で、統一試験問題に戻し、学習指導要綱を逸脱しないものとする。

 ☆学力のある生徒が集中すると、満点が続出して、差がつかず、入試にならないから、自校作成問題を使う、という屁理屈を言って独自入試を始めた都立高校があったが、都立高校全盛時代は、統一試験を実施していたのだ。入試に関しては、私学の暴走を、文科省は止めるべきだ。

2.都立中高一貫校の、強引な設立を停止し、数校の実験校でのみ、時間をかけて評価する。現状は、どう取り繕っても、進学実績の、短期間での向上を目的としていることは明らかだ。数値化、経営目標の達成、など教育の本質とはかけ離れた都立高校、可哀想に、あの人が知事になったばかりに。

3.都立中高一貫校が目指した、学習意欲がとくに高い、あるいは、自己表現能力に長けている生徒を集めた、あるいは、集めようとした、現行の制度をやめ、偏った生徒の構成を廃するように工夫する。その上で、データを収集し、一貫化の是非を評価する。

お金がある人は、私立に進み、どんどんお金を教育産業に落として、経済を活性化すべきです。公立へなどと、ケチな考えはやめて、私立中高一貫の有名進学校に進み、難関大学を目指せばよいのです。大手を振ってやればいいのです、自分のお金でやるのですから、誰も文句は言いません。

さて、ここまで、かなり思いつきで書きましたが、書いている本人も、待てよ、ってところがありますね。あれこれ考慮した遠慮がちな視点に立ってなんかいませんから。