試験問題から考えた

試験問題の作成、ドッと来ました。

医学部では、色々な領域の先生が、よってたかって、ある大きなテーマ(例えば呼吸器とか循環器とか)に関する講義をしています。

ですから、基本的には、自分の担当領域だけ責任を持って試験問題の作成をすればいいようになっています。

といっても、講義コマ数が極めて少ないので、物語になっていない講義をやっていることに、自分としてはとても不満です。

本当は、1人で全部講義する方がいいのかもしれませんが、そんなスーパーマンな先生はいません。

医学が細分化され、それぞれが、めざましい発展を遂げているわけですから、1人で全領域をカバーするのは、いささか無理があります。

でも、教授と呼ばれる人は、それくらいの教育力を持つべきだと私は考えます。

国家試験を視野に入れた学部教育なのですから、気概のある先生ならできそうな気がしますが…。

いや、広い世の中、何処かの大学にはそんな骨のある先生がいるかもしれませんね。