林望さんの高校時代をもとにした小説、「帰らぬ日遠い昔」を読みました。
奥武則さんの、むかし<都立高校>があった、で引用されていたので、一度読んでみたいと思っていたのですが、なかなか手に入りませんでした。
インターネットで、偶然、近くの古本屋にあることを発見し、無事購入できました。
長編ではないので、購入当日、一気に読んでしまいました。
私のブログの「江戸高日記」と似た記述があるり、高校生は皆同じなんだなあ、と思いました。
ただし、林さんの高校は<都立高校>(トップ進学校のこと)でして、私の方は、<>無しの都立高校ですけどね。
女の子のことなんかは、心当たりがある内容で、にやにやしながら読んでしまいました。
とくに、先生に関する記述を読んでいると、自分の出身高校の先生方のことが思い出されて、懐かしさがこみ上げてきました。
先生方には、癖のある、変わった人が多かったように思います。
教育に関して、皆さん、とても熱心でした。
ただし、その表現方法は様々でしたが(江戸高日記に書きました)。
教員って、変人が多いんですよ、たぶん。自分もそうですから、よく分かります。
私が高校生の時には、まだ、都立高校全盛時代の先生方が多く残っていました。
当時の都立高校は、色々な意味で、すごい人材をそろえていたと思います。
さすがに、奥武則さんと林さんは同じ<都立高校>で、地域的にも近い学校だったので、共感するところが多いようです。
なんだか、最近、とても高校時代のことが思い出されます。
老いぼれたということでしょうか。