中学受験に思う

中学受験、たけなわです。

首都圏では、もう、大勢は決まった頃でしょうか。

テレビのインタビューで、開成中学を受験する子供の親御さんが、同じ価値観を持った人の中で子供を育てたいから中学受験を選んだ、と語っていました。

同じ価値観とは何でしょうか。

開成あたりだと、本音は、東大合格を目指し、勉強に励むということでしょうか。

当事者の子供は、どう考えているのでしょうか。

ドラゴン桜というマンガが、東大を中心とした、学歴社会の本音を明らかにして、話題になりましたが、果たして、東大入学は、人生のプラチナチケットなのでしょうか。

日本の社会問題は、その東大卒業者の、自分と同じ価値観を持つ人の権益だけを守るという身勝手な行動によってもたらされたものばかりだと、私は思います。

同じ価値観を持った者だけの、限定的な集団で育つことは、偏った、身勝手な価値観を身に付ける危険性をはらんでいるのです。

教育費は年々増加しています。これだけ教育にお金をかけているのですから、その効果として、日本の社会が、健全で豊かなものにならなければ、その投資は、国家的には、ムダということになります。

一体、個人がどこまで教育費という、得体の知れない投資を強要されるのでしょうか。

中学受験に代表される教育投資ブームは、誰かが煽っているとしか思えません。

その黒幕は誰でしょうか?そして、何が目的なのでしょうか?