ファカルティー・デベロップメント

教育の場が、企業論理、市場経済の論理で、改変されようとしています。

ファカルティー・デベロップメントによる、教育(手法)の充実が義務化されるようですが、それはそれで必要なことだと思いますが、気に入らないのは、経済界(企業)からの要求です。

大卒者が、企業にとって、即戦力になるように、教育しろ、ですって!

大学は、専門学校ではありません。

ものの考え方、を身に付ける場だと私は思います。

自立的に、考え、行動できる基礎をつくる場だと思います。

即戦力とは、どういう意味でしょうか?

簿記が出来て、コンピュータの定番ソフトを使いこなす、そして…、際限ない要求が出てきそうですね。

なんで、企業が、大学教育に、堂々と企業の論理を主張するようになったのでしょうか。

不快です。

金を儲ける人が一番偉い、という論理を、高等教育に持ち込もうとしています。

この国は、教育までも、お金まみれにしたいのでしょうか。