自民党別働隊(大阪維新の会、民主党の一部、その他元自民党など)に騙され続けるニッポン国民

国民がもう少し賢くなって、政治、の現状を真剣に考える必要がある。

米国に隷属し、日米同盟、という詐欺口上を刷り込まれ、米国軍産複合体の、米国軍事産業のための利益追求に、奴隷のごとく無思想につき従う、国民を無視し、”神”を信じるアベ政権とその別働隊の正体をしっかり見極める必要がある。

自民党別働隊として、アベに協力し、民意を無視続ける政治屋の代表である松下政経塾出身者についての一文を、本澤二郎氏のジャーナリスト同盟から以下に引用する。

2015年11月01日

松下政経塾は民意を代表しない<本澤二郎の「日本の風景」(2162)

野党共闘阻止勢力>
 松下政経塾が、またぞろ民主党の岡田・枝野執行部の足を引っ張っている。自民党の、まぎれもない補完勢力である。野田や前原の動向を注視、これら政経塾議員を排除、抑え込む必要がある。野党連合を阻止する野党最大のガンである。彼らは民意を代表する考えもない、その資格さえない。極右・自公との落差は、ほとんどない。

<嘘をついて消費税8%強行した政経塾内閣>
 政治はプロセス・過程が重要である。うそつき政治を主権者は嫌う。いま安倍・自公内閣が、そのうそつき政治でもって、憲法違反の戦争法を強行したことに対して、国民は怒り狂っている。
 松下政経塾政権も大嘘をついて、消費税8%を、自公の賛成でもって強行した。このことを国民は忘れていない。野田は「やらない」と公約していながら、政権を担当すると、やってしまった。
 国民はこれに怒って、政権から引きずり下ろしたものである。民主党の支持率は、以来、上昇することはない。国民を裏切ったためである。これの反省がない。いまだに、である。

<松下は財閥の代弁者・安倍の手先>
 安倍内閣は戦争法を強行した。公明党が強く支援して実現した。このことを国民は忘れない。自公に対抗する共産党が地方議会で伸びている理由だ。
 憲法違反の戦争法を強行した自公は、ワイマール体制を崩壊させたナチスヒトラー政権と同類である。野党は消費税をもとの5%に引き下げる運動をすればいい。同時に、税金の無駄をなくす行政改革を公約するのである。そうして、10%消費税実施にあたっての、自公の甘い例外作戦を断ち切るのである。
 繰り返すが、民主党内の松下政経塾は、民意を代表していない。憲法さえ理解できない右翼の若者を集め、そこで反共・民族主義・神社信仰・靖国教育をして、野に放った輩である。安倍ら日本会議と同じレベルの政治屋である。
 民主党内の安倍の手先と決めつけてもおかしくない。彼らに揺さぶられる岡田・枝野執行部であってならない。

<維新の松野の決断を見習え>
 維新の松野の指導力を学べ、といいたい。彼には実父・松野頼三に仕えた平井秘書がついている。彼がぶれることはない。大阪の極右・安倍の別動隊の橋下一派を切り捨てた決断力は、さすがである。
 かの戦争法反対に決起した国民の怒りは、これからも続く。11・3の全国集会も実施される。戦争法廃止は天の声・アジアの声である。自衛隊員の家族の叫びでもある。
 自衛隊を米軍に差し出すという独立国があろうか。沖縄も決起した。反原発派も決起した。これらは1本の太い線で結ばれている。戦後70年、本物の独立国・日本を目指す戦いでもある。

<原始宗教「お祓い」で日本を救えない>
 財閥・松下(PANASONIC)に翻弄される政経塾というと、安倍側近の高市がいる。原始宗教である「お祓い」を信仰する輩に、国民の生活実感はわからないだろう。
 国民の代表者と自負する野党議員は、過去のしがらみを捨て去って1本にまとまれば、そこに有権者は殺到するであろう。そして新政権として、真っ先に戦争法を血祭りにする、ついで辺野古原発再稼働を阻止すれば、世の中はいっぺんに明るくなるだろう。

 原発・米軍基地は共に、死の文化・戦争文化である。これに執着する松下政経塾に、国民の代表資格などない。岡田・枝野の勇断を求めたい。日本が沈没するか否かの場面である。いまどき反共主義など通用しない。
 小沢一郎を見習え!

2015年11月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)