忘れっぽい国民

安倍内閣は、国民の意見を無視し、いや、正確には、この国の中枢に入り込んで利権を享受している”エセ国民”の指示に忠実に従い、ついに世紀の悪法、安保関連法案(戦争法案)、を成立させてしまった。

安倍のやったことは、のんきで忘れっぽい国民の多くが気づいていないが、まさに、憲法破壊のテロ、クーデター、なのである。

マスゴミと経済界を操った、無血クーデター、である。

何度も繰り返してきたが、安倍政治?(政治とは思えないが)とは単純明快で

1.米国の軍産複合体に最大限の便宜を図り、米国の戦争に参加することで、一等国、の仲間入りを目指す

2.既得権者の利権を大幅に拡大することにより、資金的裏付けのある支持を得るため、国民の血税や年金で株価と為替を操作する

の二つだけだろう。

この政治の目指すところは、売国、である。

まともな経済政策など何一つやっていないことでもわかるように、自分たちに利益をもたらさない一般国民など、眼中になく、奴隷、としておとなしく仕えれば良い、という考えだ。

もとより、国民の、一般国民の声など全く聞く気のない総理であり、目指すは、自国民の生命と財産を米国に捧げて、世界の一等国、に取り立ててもらうことだけを目指した政権であるから、戦争法案の成立は、当然の帰結、である。

以前も記事にしたが、選挙制度を大改革する以外に、国民の声を反映した議員の選出や国会運営など、この先も望むべくもない。

自民党がこれほど軍事力を背景とした国家主義に偏向してしまったのは、何が原因なのか、まともな人間性、政治信条を持った人間がどこにも見当たらない。

公明党創価学会という宗教団体に名を借りた利権組織、選挙支援団体による組織的な選挙活動が、今度も、この国家主義を支持し続けるなら、自民党議員に見られるような醜悪な人格を持った者しか議員になれず、ますますこの国は国粋主義国家主義へ傾倒し、ついには戦争を始めるものと確信する。

世界平和と戦争反対を標榜してきた創価学会公明党の化けの皮がはがれたことはよかったが、組織的な崩壊が起こっているわけでなく、今後も、自民党を支援し続け、極悪政治家、を世に出す手伝いを続けるのだろう、与党、という餌にありつくために。

予期不安に怯える毎日であるが、この先、この邪悪な社会体制が延々と続くことだけは覚悟せねばならない。

そして、安倍が答弁したように、多くの国民は、このテロを国民に向けたテロと考えず、すぐに忘却すると考える、ちょうど、太平洋戦争の最高責任者をいとも簡単に許したごとく。