誤魔化しきれない放射能汚染の拡大、それでも原発を動かしますか?

以前から、繰り返し記事にしてきたが、福島原発事故直後、汚染水が満杯になる、と大騒ぎしていたにもかかわらず、そして、建屋の地下に膨大な汚染水が溜まっていたにもかかわらず、タンクや貯水槽を設置したからもう大丈夫だ、汚染水を精製し、再利用するから安心だ、という楽観論が垂れ流され続けていた。
 
そして、汚染水を精製した後に生じる超高レベル放射能の始末も出来ない、貯水槽の汚染水漏れ、タンクの不具合など、事態には深刻にもかかわらず、政府もマスゴミも、黙りを決め込んで、福島原発事故をなかったことにする、という究極の悪だくみ、棄民、が今もなお、堂々と実行されている。
 
以下の記事は、原発推進新聞の産経の記事であるが、原発周辺の地下水が、いかに汚染されているかを示すものであり、事故当初から、京大の小出さんが指摘し続けていたことが、現実となって、いや、隠しきれなくなって、明らかにされたのだろう。
 
小出さんの警告を無視し続け、棄民と、放射能汚染を日本全国に拡散させるという、国民総汚染政策、の挙げ句の果てが、地球規模の放射能汚染という、人類の生命にも関わるような、究極の悪事、という結末である。
 
記事のソースが東電であることから、これまでの経緯から考えて、事態はもっと深刻で、海に高レベルの放射能が流れ出していることは確実であるが、東電と政府が情報を統制しているので、真実は闇の中、だろう。
 
 アベはいう、原発は必要だと、そして、正義や倫理にも反する、実際は米国の技術でしか作れない原発を、ニッポン製だと言って、他国へ押し売りするのだ。
 
記事の引用、ここから。


 

高濃度セシウムさらに上昇 福島第1原発の観測用井戸

産経新聞 7月10日(水)9時36分配信
 東京電力福島第1原発敷地内海側の観測用井戸から極めて高い値の放射性セシウムを含む地下水が検出された問題で、東電は10日、同じ井戸で9日採取した地下水から、より高濃度のセシウムが検出されたと発表した。

 検出値は、セシウム137が法定基準(1リットルあたり90ベクレル)の約240倍にあたる2万2000ベクレル、セシウム134が基準(同60ベクレル)の約180倍の1万1000ベクレル。それぞれ、前回8日採取分に比べ約1・2倍上昇した。

 検出地点は2号機タービン建屋東側に掘られた観測用井戸で、平成23年4月に海への汚染水漏れがあった作業用トレンチから数メートルの場所。5月にトリチウムなど放射性物質濃度の上昇が確認されて以降、セシウムは比較的低い値だったが、8日採取の地下水を計測したところ急上昇していた。

 東電は「原因は不明」として、誤測定の可能性を含め再分析を行っていたが、2度続けて高濃度のセシウムが検出されたことで、誤測定の可能性は低くなったとみられる。東電は今後、専門家に助言を求めるなどして原因を調べる方針。

 海への流出については、海水の放射性物質濃度に大きな変化がないことから、「現時点では判断できない。引き続きデータを蓄積して総合的に判断したい」としている。