最近、少し低調だった、原発関係を見直すために、ネットをさまよっていたところ、とんでもない悪事を紹介するブログに行き当たりました。
知りませんでした。
私はふつうの子供が産めますか、という小5の女の子の生の声を削除し、前後をつなぎあわせて、私は何さいまで生きられますか、という文に編集してしまいました。
色々なことを考慮すれば、ふつう、に引っかかるひともいるでしょうが、私は、切実な声、として原文のまま載せるべきだったと考えます。
小学5年時点での、この女の子の知識と経験、それに基づく、知力、から発せられた、生の声、なのですから。
以下に、その悪事を取り上げた記事を丸々転載しますので、朝日の卑劣な行為(編集と言い訳するつもりでしょうか?)をご覧ください。
子供を守る、とか、子供の将来を考えて、というこの編集に対する大人の身勝手な言い訳の中に、社会を牛耳るえらい人たちを怒らせるような、放射能の人体に対する悪影響、を話題にしてはいけない、という原子力の持つどす黒い非人間性が透けて見えてしまいます。
引用、ここから。
2013年05月23日
小5の子が書いた手紙から「ふつうの子どもが産めますか?」の一文をわからないように改ざんした朝日新聞出版
2012年04月22日に福島の子どもたちからの手紙「わたしは何さいまで生きられますか?」として、福島の子どもたちの手紙を紹介しました。
KIDS VOICE の 福島の子どもたちからの手紙 ほうしゃのうっていつなくなるの? を
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052301-thumbnail2.jpg
書き出しは、次の文で始まっていました。
「わたしは、何さいまで生きられますか?」
なんと、胸を打つ言葉でしょうか。プレゼンでこの文章を読むときには、少しだけ声がうわずっていました。ところが、この手紙自体が改ざんされていたと本日コメント欄で教えていただき、その関連資料を知らないかツイッターで聞きましたところ、恐ろしい事実がわかりました。
「ふつうの子供が産めますか?」福島のこどもたち政府に訴え2011年09月02日から
Our Planet 「安心して暮らしたい」福島の子どもが政府に訴え08/18/2011 - 17:36
該当部分
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052212-thumbnail2.jpg
該当部分のみ比較します
(原文)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052303-thumbnail2.jpg
(本)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052302-thumbnail2.jpg
どうです、本は言われてもわからない高度な修正がなされていることが、お分かりでしょうか。
全文を書き抜きます
◆福島市 小学5年生の女の子
「わたしは、ふつうの子供を産めますか?何さいまで生きられますか?」
なんで、わたしだけ、転校しないといけないんですか。
毎日、長そで、長ズボン、マスク、ボウシでとても暑い日もいっています。
外でも遊べません。まども、去年のようにはあけられません。
わたしのお母さんは、いつもニュースを見るかパソコンをしています。
わたしは2学期から転校します。あと7日しか、学校にいれません。とってもいやでとってもかなしいです。
TVでは、福島市○○○は安全ですといっているけど、じっさいに、こうえん会にいくと、いろいろな人があぶないと言っています。
他の県の人達も、福島の子供、わたしたちを福島県からにがそうと、いろいろプロジェクトを考えてくれています。
なぜ福島市は、ひなんにならないのですか。
「わたしの夢は去年とは全くちがいます」
*放射線をなくしてほしいです。
*ひなんくいきにしてほしいです。
*平和な国にもどってほしいです。
*ふつうの子供を産みたいです。
*長生きしたいです。
*本当にだいじょうぶと思っているのかを知りたいです。
*もう、じしんの国、日本に、げんぱつをなくしてほしいです。
*ひなんしている人を元気づけたいです。
*みんなが自然のえがおでみんなを元気にしたいです。
*日本中のみんなの力を合わせてふっこうしたいです。
*放射線がなくなって、外で犬をかいたいです。
*しゅくはくくんれんに今の学校の仲間といきたいです。
お願いします。私たちを守ってください。
放射能では奇形児は決して生まれないと、日本政府、米国はさんざん説明していますが、事実は先日から述べたとおり。なぜ、子どもの手紙をしかも全くわからないように改ざんするのか。一体誰がこの指令を出したのか。このような手紙をまとめた文集を出版しておきながら、最も大事なことにふたをするとは、一体どういうことでしょう。久しぶりに、その卑劣さに言葉を失いました。
情報をお寄せいただいた方々、ありがとうございました。
2013.5.24 17:30追記
よく読みますと、希望の4行目に
*ふつうの子供を産みたいです。
とあります。この希望は本には全く書かれていません。当時のAERA(2011年9月5日号)に手紙が掲載されたとのことですから、もしお持ちの方がおられたら、私までご連絡いただけないでしょうか。
KIDS VOICE の 福島の子どもたちからの手紙 ほうしゃのうっていつなくなるの? を
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052301-thumbnail2.jpg
書き出しは、次の文で始まっていました。
「わたしは、何さいまで生きられますか?」
なんと、胸を打つ言葉でしょうか。プレゼンでこの文章を読むときには、少しだけ声がうわずっていました。ところが、この手紙自体が改ざんされていたと本日コメント欄で教えていただき、その関連資料を知らないかツイッターで聞きましたところ、恐ろしい事実がわかりました。
「ふつうの子供が産めますか?」福島のこどもたち政府に訴え2011年09月02日から
Our Planet 「安心して暮らしたい」福島の子どもが政府に訴え08/18/2011 - 17:36
該当部分
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052212-thumbnail2.jpg
該当部分のみ比較します
(原文)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052303-thumbnail2.jpg
(本)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052302-thumbnail2.jpg
どうです、本は言われてもわからない高度な修正がなされていることが、お分かりでしょうか。
全文を書き抜きます
◆福島市 小学5年生の女の子
「わたしは、ふつうの子供を産めますか?何さいまで生きられますか?」
なんで、わたしだけ、転校しないといけないんですか。
毎日、長そで、長ズボン、マスク、ボウシでとても暑い日もいっています。
外でも遊べません。まども、去年のようにはあけられません。
わたしのお母さんは、いつもニュースを見るかパソコンをしています。
わたしは2学期から転校します。あと7日しか、学校にいれません。とってもいやでとってもかなしいです。
TVでは、福島市○○○は安全ですといっているけど、じっさいに、こうえん会にいくと、いろいろな人があぶないと言っています。
他の県の人達も、福島の子供、わたしたちを福島県からにがそうと、いろいろプロジェクトを考えてくれています。
なぜ福島市は、ひなんにならないのですか。
「わたしの夢は去年とは全くちがいます」
*放射線をなくしてほしいです。
*ひなんくいきにしてほしいです。
*平和な国にもどってほしいです。
*ふつうの子供を産みたいです。
*長生きしたいです。
*本当にだいじょうぶと思っているのかを知りたいです。
*もう、じしんの国、日本に、げんぱつをなくしてほしいです。
*ひなんしている人を元気づけたいです。
*みんなが自然のえがおでみんなを元気にしたいです。
*日本中のみんなの力を合わせてふっこうしたいです。
*放射線がなくなって、外で犬をかいたいです。
*しゅくはくくんれんに今の学校の仲間といきたいです。
お願いします。私たちを守ってください。
放射能では奇形児は決して生まれないと、日本政府、米国はさんざん説明していますが、事実は先日から述べたとおり。なぜ、子どもの手紙をしかも全くわからないように改ざんするのか。一体誰がこの指令を出したのか。このような手紙をまとめた文集を出版しておきながら、最も大事なことにふたをするとは、一体どういうことでしょう。久しぶりに、その卑劣さに言葉を失いました。
情報をお寄せいただいた方々、ありがとうございました。
2013.5.24 17:30追記
よく読みますと、希望の4行目に
*ふつうの子供を産みたいです。
とあります。この希望は本には全く書かれていません。当時のAERA(2011年9月5日号)に手紙が掲載されたとのことですから、もしお持ちの方がおられたら、私までご連絡いただけないでしょうか。
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052306-thumbnail2.jpg
アミーゴの気ママ日記から
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052304-thumbnail2.jpg
該当部分を拡大します。
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052305-thumbnail2.jpg
(本)
http://onodekita.sakura.ne.jp/sblo_files/onodekita/image/2013052308-thumbnail2.jpg
確かに本文も改ざんしています。明らかに意図的にやっており、どのような言い訳をしても許されない行為です。
「ふつうの子供を産む」というのは、障害者に対する差別だとする論調のコメントがついております。では、なぜ風疹にかかると心奇形が生まれるので、ワクチンを受けましょうというニュースは、差別を助長すると言わないのでしょうか。ワクチンを受けろというのはおかしいと誰かが言いましたか?また、出生前健診のことについて、とやかく言わないのはなぜでしょう。
小学5年生の手紙を大人の事情でねじまげることが、いかにひどいことか、わからない人間がそれなりにいることに大きな驚きを覚えています。
“Will I be able to have healthy babies? How long will I live?2013年05月28日として、英訳していただきました。
大人の事情の説明がツイッター経由できましたので、こちらにそのままのせておきます。
nyanyako0975:@onodekita 「福島の子どもたちからの手紙」発起人・著者の西片と申します。作中の小学5年生が書いた文章を改ざんしてるとブログに書かれてるようですが、あの一文を抜いたのは、親御さんの意向を汲み、私と出版社とで決めたことです。
さて、それは何故か。 [http://twitter.com/nyanyako0975/status/339152852737990657]
nyanyako0975:@onodekita あの一文を載せることで、こういった大人たちからの非難から、あの子を守るためです。
沢山の人が読むものです。こういった論争が起きることは承知の上であの本を出版しましたが、こういった論争があの子自身へ向いていくことを懸念し、少しでも、1%でも [http://twitter.com/nyanyako0975/status/339153691842060288]
nyanyako0975:@onodekita あの子が傷つくことを避けたかったからです。
一生懸命書いてくれた子どもが、一生残るものに作品を寄せて良かったと、誇りに思ってほしいからです。
わかっていただけますか?
何かあれば私が全て受け止めます。
あの子の一文をクローズアップするのはもうやめてください。 [http://twitter.com/nyanyako0975/status/339154715864616960]
nyanyako0975:@onodekita 意図的に、こちらの不利になるからと隠すことは改ざんかもしれませんが、あれは編集というものです。
長々と失礼しましたが、今までお話ししたことは、言い訳ではなく、事実説明です。 [http://twitter.com/nyanyako0975/status/339155984201175040]
語るに落ちたと私自身は思います。このブログの文章のどこに、筆者の小学校5年生を非難する言葉が書かれていますか。記事を読めば、編集者、出版社に対する非難だと誰にでもわかることです。隠蔽することで、かえって筆者の心をゆがめていた-ふつうの子供を産みたいと願ってもいけないのだと-ことに対する責任はどうとるのでしょう。
朝日新聞は、センセーショナルに取り上げるためにサンゴをわざと破壊し、写真に撮った経緯もあります。全くもって許される行為ではありません。このような編集は、百害あって一利なしです。