米国の子ども最大5人に1人に精神疾患

以下の記事を読んで頂きたい。
 
CDCの報告であるので、信頼すべきとは思うが、米国の子供に、精神疾患、の発症が多く、しかも、増加傾向にあるという、いささか憂鬱な内容である。
 
気に入らないのは、公衆衛生(原文は公共衛生、誤訳か?)、にお金が掛かる、というまことに米国らしいコメントがついている点である。
 
ニッポンの子供に関してはどうなのだろうか、経済格差による教育格差を容認どころか推進し、管理強化を教育の改善とする昨今の社会状況では、追い詰められ、精神疾患に陥る子供が増えているのではなかろうか。
 
米国社会は、実態は、公正な競争などとは全く無縁な、高度なコネ社会、格差社会であるが、正力松太郎に代表される読売などの大手メディアが、CIAの後援を受け、ディズニーやホームドラマを使って、米国をあたかもパラダイスのように宣伝したため(アメリカンドリームというまやかし)、無邪気なニッポン人は、米国の社会問題の酷さを少しも認識しておらず、米国社会を移入しようとする売国奴の悪だくみを容認しそうな気配である。
 
ニッポン社会をどうしたいのか、というビジョンがなく、核武装を前提とした軍事と経済を通してしか日本社会を考えないアベのような人間が権力を握る限りは、早晩、ニッポンの子供たちに精神疾患が蔓延することだろう。
 
米国の社会状況を見れば、そのコピー社会で何が起こるのか、分かりそうなものなのだが、その事実には目を向けたくない人間が多いようだ、ニッポンは。
 
哲学なく、破滅への道を選択するニッポン人。
 
記事の引用、ここから。


 

米国の子ども最大5人に1人に精神疾患、CDC報告

AFP=時事 5月18日(土)13時31分配信
 
【AFP=時事】米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は16日、米国の児童や10代の若者のうち最大で5分の1が不安やうつといった精神疾患を患っており、その数は増加傾向にあるという報告書を発表した。

体罰で精神疾患の可能性高まる、米研究

 CDCの「週刊疾病率死亡率報告(Morbidity and Mortality Weekly Report、MMWR)」によると、1年間に精神疾患を経験する子どもの割合は13~20%に上る。報告書は、若者の精神疾患は「その流行の度合い、早期に発症すること、子どもや家族、コミュニティーへの影響が大きいことといった点から米国における重大な公共衛生問題であり、年間で推定2470億ドル(約25兆5000億円)の損失を生んでいる」としている。

 報告書は2005~11年のデータに基づいたもの。それによると、若年層に最も多い精神疾患注意欠陥多動性障害ADHD)で全米の児童・若者の6.8%が患っていた。次に多かったのは行動問題(3.5%)で、不安(3.0%)、うつ(2.1%)、自閉症スペクトラム障害(1.1%)、トゥレット症候群(0.2%)が続いた。

 報告書は医療関係者に、「精神疾患の影響をよりよく理解し、治療と介入戦略の必要性を伝えて、子どもたちの精神衛生を促進する」ための「早期の診断と適切な治療」を行うよう呼び掛けている。【翻訳編集】 AFPBB News