福島県の子供に甲状腺ガンが高率に発症

中部大学教授、武田邦彦氏のサイトから引用。
 
福島県に入り込んだ、山下俊一を中心とする原発推進派の医者もどきは、原発事故の影響は少ないと、今回の調査結果が、明らかな異常値であることを一切認めるつもりはないようである。
 
彼らは、核武装を含めた原子力開発を推進することで、金と名誉を手に入れてきた訳で、死んでも、口が裂けても、放射能の危険を認めることは決してないだろう。
 
どうして子供の命より、原発利権が優先されるのか、私には、この国の倫理観や正義感に強烈な嫌悪を抱いている。
 
まともな人間が為すことではないと思う、この国の権力者が、国民、とくに、福島の子供に強要していることは。
 
記事の引用、ここから。


 
 
原子力と被曝 福島で甲状腺ガン50倍。国は子どもの退避を急げ!


 


2013214日、福島県健康管理委員会が3人目の甲状腺ガン(いずれも子ども)の発生を報じました。また7人が「ほぼ甲状腺ガン」と診断されています。男子3名、女子7名です。 http://takedanet.com/images/2013/02/14/bandicam_20130214_102649114.jpg
甲状腺ガンは18才、40才ぐらいから増えるガンで、女性に多いのが特徴です。福島では18才以下の子ども18万人の対象のうち、3万8千人が検査していますので、国立がんセンターのデータでは、10万人に0.6人程度なので、3万8千人なら「0.2 人」が平均的ですから、その約50倍に当たります。
通常はお医者さんというのはできるだけ病気にならないように、注意をされるのが普通ですが、福島の医師団だけは「病気になる危険を冒せ。病気になってもかまわない」という態度に終始しています。
今回も「被曝による甲状腺ガンは45年かかる」と説明していますが、それは「医学的」に間違いです。というのは、「平均して患者が増えるのが5年目から」というのと、早期にガンにかかる子どもがいつからでるかというのは違うからです。
チェルノブイリの患者発生のグラフは左の通りです。このグラフを見ると19884月の事故から4年目から甲状腺ガンの子ども(18才以下)が増えていますがチェルノブイリの近くのウクライナベラルーシに限って言えば、明らかに2年後には増加傾向にあります。
このことは、平均して甲状腺ガンがでるのは4年目からだが、早期にガンになる子どももいるということを示しています。すでに3人が手術をしたと報じられていますが、実に可哀想です。
国は直ちに次の事が必要です。
1)高濃度被曝地の子どもを疎開させる(除染は間に合わない)、
2)汚染された食材の出荷を止める、
3)ガンになった子どもを全力で援助する、
4)除染を進める。また親も含めて移動を促進する。
5)「福島にいても大丈夫だ」と言った官吏を罷免し、損害賠償の手続きを取る。
日本の未来を守るために、大至急、予防措置を取ることを求めます。
(平成25214日)