なんか変な投票行動

自民党の異常な得票は、ネット上の調査と、新聞やテレビなどの大マスゴミの調査との乖離の激しさへの疑問に対して、大マスゴミが正しい数字をつかんでいたことを証明するものである。
 
素直に認めたいところではあるが、原発に反対な国民が半分以上いて、増税に反対な国民が多数を占める社会情勢の中の選挙で、これら案件に対して、民意とは正反対の主張をくり返す自民党があれほどまでに多くの議席を稼ぐ、つまり、得票する、とはつぶさに信じがたい。
 
勝てば官軍で、利権側の人間たちは、こういう疑問に対して、負け惜しみ、といって無視を決め込むことだろうが、私には、公正な場でなされた政府主導の調査結果からしても、大いに納得できないのである。
 
具体的には、日本未来の党、の都市部での得票が低すぎる気がする。
 
同時選挙となった東京都知事選では、あのイノセが、驚くべきことに、400万票も獲得する、という異常事態な分けで、それを勘案すれば、東京地区でも、利権側の人間、つまり、自民と公明、そして、維新、が圧倒することは論理的ではある。
 
いまさらであるが、どうもスッキリしない、後味の悪い選挙である。
 
この国の人たちは、3.11を、そして、その後に起こった、自民党時代に構築された官僚による復興予算の横流しなど、全く意に介しないようである。
 
すべてが終わってしまった、という印象を強く持っている。