事故が起こったら、大間のマグロはおしまい

まずは、記事の引用から。


大間原発、建設再開へ=来月1日に地元説明―Jパワー
時事通信 9月28日(金)13時23分配信
 電源開発(Jパワー)が、東日本大震災以降は中断している大間原発青森県大間町)の建設工事を再開する方針を固めたことが28日、明らかになった。10月1日に幹部が同町など地元自治体を訪問して説明し、理解を求める予定。工事再開が実現すれば、震災後では初めてとなる。
 大間原発の建設工事は4年前に始まり、4割近くまで進んでいたが、昨年3月以降は原発の安全性に対する不安が高まったことなどから中断。設備の維持管理に必要な工事以外は行われていなかった。 
 


 
引用、ここまで。
 
大間のマグロ、として、超高級ブランドが確立しているのにも関わらず、近傍に、原発を建て、何百年、いや、何千年もの間、高レベル放射能、という人類が処理することの出来ない超危険物を抱え込む道を、大間の人たちは選択させられたのだろう、地域経済の活性化とか言う甘い言葉につられて。
 
ひとたび、大事故が起こったら、いくらマグロは回遊魚だ、と言っても、大間のマグロの価値は暴落するだろう、地元の人たちは、みんなが漁師ではないので、マグロより原発を選んだわけだ、原発事故は絶対に起こらない、という原子力村の安全神話を信じ込まされて。
 
なんだかとっても痛ましい感じがする、自然の恵みを大切にし、多くの人に喜びを届けるマグロ漁より、原発を選択する地域住民たちの思想信条を考えると。
 
原発を1つ動かしたことで、なぜだか原発建設にゴーサインが出されたことも不思議でならない、安全な原発などない、ということをこの国の人たちはどうして理解できないのだろうか。
 
あれだけの事故を起こしておきながら、結局、原子力村の人間が今なおすべての権力を握り続け、誰ひとり、責任を取らずに相も変わらず権力の座にいる、異常な国、ニッポン。
 
原発推進派は、なりふり構わず、これまでと同じ手法で(要所はすべて自分たちで占めて、反原発派を締め出す)原発の再稼働と建設を強行することだろう。
 
現政権は、心底、極悪で、無痛、ついでに、金儲けのことしか頭にない、強欲な人間たちの集まりのようだ。
 
野田という、ひとでなし、を総理に担ぎ上げた、ニッポンを実効支配する人間たちの邪悪さを痛感する。
 
私は、過疎地が生き残るために、1つ間違えれば、人類の破滅につながる途方もないリスクのある原発を強引に進めるより、自然消滅する方がいいと考える人間である、我々人類の歴史は、これまでそうやって維持されてきたのだから。
 
栄え続ける文明などない、ということわりを知ろうともしない、邪悪なニッポンの支配階層に天罰が下ることを望む。