関西電力曰く、原発を動かしたら、こっちのものだ、さあ、楽しもうぜ、原発利権

原発を動かした途端に、稼働させていた火力発電所をさっさと停止したあげく、節電要請は撤回しない関西電力
 
以前記事にしたが、関電が、国民の命を犠牲にしてまでも原発の再稼働に執着する理由は、電気の過不足に関係なく、総括原価方式、という現行の電気料金の決め方だと、固定資産としての価値が莫大である原発を動かさないと、大幅に減収となるからでる。
 
つまり、危険だろう何だろうがお構いなしで、金のためならなんでもやる、というのが電力会社の正体なのである。
 
福島原発事故後も、彼らは何ら反省していない、それは、原発が国策であり、どんな大事故を起こしても、国家が守ってくれるという保証があるからだ。
 
明治期からの、国民に頭を使わせない教育の成果として、いとも簡単に政府発表を信じる、という情報統制が効いており、また、大手マスゴミが、官僚が主導する電力利権からのお金の供給を受けて、この電力不足キャンペーンを強力に後押ししたことから、ナイーブで哀れなニッポン国民は、こぞって、節電に協力する始末である、脱水症になって倒れてもだ。
 
以下に、関電が、原発再稼働後、何をしたか、そして、これまでのマスゴミに垂れ流してきた電力不足が大ウソであったことを糾弾する記事を、超有名サイト、きっこのブログ、より引用する。
 
元記事のリンクは、
 
 
引用、ここから。


7月2日 大飯原発3号機の制御棒を引き抜く。
7月3日 核分裂が始まったことを確認。
7月5日 大飯原発3号機の発電を開始。フル稼働したら火力を最大で8基停止すると発表。
7月6日 火力6基(合計300万KW)を停止。
7月7日 大飯原発3号機の出力が100%に達したため、9日にはフル稼働で118万KWを発電できると発表。関電はさらに2基の火力を停止する予定。政府は「9日に大飯原発3号機がフル稼働すれば関電管内の節電目標を15%から10%に緩和する」と発表。

この流れを見れば分かるように、関電は原発1基(118万KW)を再稼働させた代わりに火力6基(合計300万KW)を停止させたのだから、トータルの電力供給量は182万KWも少なくなった。さらに2基の火力も停止すると言ってるんだから、もっと少なくなる。それなのに政府は「節電目標を15%から10%に緩和する」って発表したのだ。
ようするに、節電なんてまったく必要ないってことじゃん。つーか、それ以前に、原発を再稼働させた代わりに火力を止めるのなら、もともと電力不足の心配なんてなかったワケじゃん。「このままじゃ電力不足で大変なことになる!原発を再稼働しないと大変なことになる!」って大騒ぎしてたのに、何これ?
百歩ゆずって、118万KWの原発を再稼働させた代わりに118万KWの火力を停止した‥‥ってのなら、まだ多少は理解の余地もあるけど、あれほど「電力不足」って言葉を連呼してたのに、118万KWの原発を再稼働させた代わりに300万KWの火力を停止して、さらにあと2基も停止する‥‥って、もう一度言うけど、何これ?
その上、電力供給量が182万KWも少なくなったのに「9日に大飯原発3号機がフル稼働すれば関電管内の節電目標を15%から10%に緩和する」って何?‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

‥‥そんなワケで、関電は「大飯原発3号機がフル稼働したら火力を最大で8基停止する」って発表したのに、フル稼働する前にトットと6基もの火力を停止した。これについて関電は「火力は燃料コストが掛かるから」と説明してる。
はあ?あんた自分が何言ってるか分かってるの?
これじゃあ「このままでは電力不足になってしまうので原発を再稼働します」じゃなくて「このままでは火力の燃料費で赤字になってしまうので原発を再稼働します」ってことじゃん。何よりも、電力供給量が182万KWも少なくなったのに、7月1日から関電管内で実施されてきた15%の節電目標が10%に緩和されたっていうトンチンカンな状況を見ただけで「もともと電力不足なんて嘘でした」ってことを証明しちゃってるじゃん。
以下省略