着々と進む再稼働工作

ロイターオンライン調査より引用(2012年5月10日現在)


 
北海道の泊原発3号機が検査に入る5月5日までに原発の再稼動がなければ、国内原発は全停止に。あなたの意見は
 
 ●原発の再稼動は必要  (21082 votes, 44%)
 
 ●原発の再稼動は必要ない  (27029 votes, 56%)
 


国民の半数が、原発を必要と考えている、と即断するのは危険だが、いまだに、政府や電力会社のいいなり、原発推進マスゴミの洗脳や呪縛から逃れることができない人が多いということだけは確かだ。
 
この調査を後押しするように、こんな政府の電力供給予測が発表された。
 
同じく、ロイターの記事を、以下に引用する。

政府の電力検証委、大飯原発稼動で関電の供給不足解消と試算

ロイター 5月10日(木)14時16分配信
 
5月10日、政府の「需給検証委員会」は、関西電力大飯原子力発電所3、4号機が再稼動した場合、約15%と見込まれる今夏の関電管内の供給不足がほぼ解消するとの試算を示した。写真は大飯原発3号機。1月26日撮影(2012年 ロイター/Issei Kato)
[東京 10日 ロイター] 政府の「需給検証委員会」は10日、5回目の会合を開き、関西電力<9503.T>大飯原子力発電所3、4号機が再稼動した場合、約15%と見込まれる今夏の関電管内の供給不足がほぼ解消するとの試算を示した。

両号機の稼動に加え揚水発電の供給力も大幅に増えるため。

大飯原発が再稼動した場合の需給見通しは委員の要請を受けて事務局が提示した。ただ、検証委は「原発稼動ゼロ」の場合の需給見通しを示すのが目的のため、次回会合(12日)で取りまとめる予定の報告書には大飯原発再稼動が前提の需給見通しは盛り込まない。

関電の原発が再稼動しない場合、8月の最大需要の想定に対する供給不足は14.9%か15.7%。数字の違いは需給ひっ迫時に電力会社が供給をカットできる「随時調整契約」による需要減を反映させるかどうかによる。報告書には調整契約の影響を含む場合とそうでない場合をそれぞれ示すという。


 
引用、ここまで。
 
経産官僚さまのご意向で、原発を動かしたくってウズウズしている政府は、今後、こういったつじつま合わせやウソを並べて、原発再稼働を、民意だ、という方向に持っていくであろうことは想像に難くない、このニュースも、その工作の一環なのだ。
 
原発再稼働に積極的に協力するのは、実質的には、国民の2割から3割くらいだろう、つまり、支配階層、あるいは、利権を享受している者達、自民党民主党みんなの党などの既成政党支持者がこれに属するわけだ。
 
あ、大前研一、や自分を美人と信じ込んでいる鼻の穴の大きな勝間というヒステリーも、その一員である。
 
国民の大多数の意見を無視して、この国は、一体どこに向かって、国家運営をしようとしているのだろうか。
 
社会を手玉に取った悪事の数々に、そろそろ幕を下ろすときではないのか、東大出身者を中心とした巨大利権集団よ。