子供の命より尖閣か

東京都のてっぺん野郎がぶち上げた、尖閣諸島購入パフォーマンスに賛同する寄付金が8千万近く集まったらしい。
 
大方、てっぺん野郎のシンパの金持ちが、多額の寄付をしたのだろう、話題作りのために。
 
日本中から、寄付が寄せられているのだろう、右翼、保守、国粋主義者国家主義者、色々な思惑で、思想性で、寄付をしているのだろうが、今、ニッポン人が考えなくてはならないことは、人類最悪の原発事故、放射能汚染をどうするかであって、そんな寄付をする余裕あるなら、なぜ、福島の子供の放射能被曝を少しでも減らすためにお金を差し出さないのだろうか。
 
東京都のてっぺん野郎のような、一般庶民に寄り添って政治や行政を進める気が全くなく、人を見下した、高い位置からしか国民、市民を見ない人間たちにとっては、福島はすでに記憶の外、なかったこと、として消し去られているに違いない。
 
都民は、そして東京都は、本来なら、東電と共同正犯であり、今回の原発事故では、政府、東電と共に、大きな責任がある。それにもかかわらず、一番偉い、裸の王様が、核武装論者であるがため、原発を止めることは認めるはずもなく、放射能の危険を一切認めないという悪魔のような立場に立っている。
 
最悪も最悪、責任を果たすどころか、都民に被曝を強要し、さらに、都民のお金で、身勝手な自説を実現するために、南の島を買おうとしているのだ。
 
そんな金があったら、なぜ、福島の子供たちを東京に疎開させない、大バカ者が!原発事故に収束などない、永遠に続くのだぞ。
 
戦後、最悪の都知事だと私は断じているが、特攻隊を賛美し、歪んだ国粋主義を強行する一方で、我欲に走り、生命の危険にさらされ続けている福島の子供たちへの責任を果たすことなく、のうのうと自宅に籠もって駄文を書き散らかすさまは、異常、の一言に尽きる、人間失格である。
 
石原の国粋主義とは、こういうものなのだろうか、心ある真の愛国者や右翼の方はどう見ているのだろうか、大切な国民である福島県民、そして一番心を砕かなければならないはずの都民を見殺しにする東京都の首長を。
 
こういう非人間を首長に選んだ都民の何割かの、思慮の足りない投票行動には、絶望させられる。
 
お金の使い方を知らない、重大事から目を背けて、国民の窮状を知ろうとしない人間の多さが、この寄付行為に現れていると私は考える。
 
しかしである、東京都の幹部とは、てっぺん野郎の我欲をどこまで許し、協力するつもりなのであろうか、役人とは、所詮、そんな存在なのだろうか。
 
恥ずかしい地域に住んでいると思う毎日である。
 
引用、ここから。


都の尖閣購入募金に7600万…「ありがたい」

読売新聞 5月2日(水)11時48分配信
 東京都が尖閣諸島沖縄県石垣市)の購入資金を全国から集めるため、先月27日に開設した募金専用口座に、1日までの5日間で計7600万円が振り込まれたことが分かった。

 都は先月27日夕、専用口座の開設を発表し、都のウェブサイトにも告知を掲載した。土日と振り替え休日をはさみ、銀行が営業した1日に確認したところ、振り込みは計5428件で、金額は計7600万7211円に上っていた。

 都は来年4月に埼玉県内の地権者と売買契約を結びたい意向で、今月1日に同諸島購入に向けた専従チームを発足させた。都の幹部は「わずか5日間でこれだけ集まるとは思わなかった。関心の高さがうかがえ、大変ありがたい」と話した。