先日、Nコン2012の課題曲の発表がありました。
素人の印象ですが、
高校の部は、2曲から選択、となりました。
課題曲B(もう一度)は、正当な合唱曲、だと感じました、女声にピッタリじゃないでしょうか。
曲の内容をどう解釈するかで、シンプルな合唱曲が、様々に表現され、演奏されると思います。
とても楽しみですね、単にきれいな曲じゃなく、基本に忠実ながら、個性がキラリと光る演奏を期待します。
課題曲A(明日(あした)へ続く道)ですが、ハッキリ言って、私は苦手ですね、現代音楽のようで、雑多な印象を持ちました。
でも、歌いでがある曲じゃないでしょうか、腕に覚えのある合唱団には。
実は、歌詞の一部が共通なのです、この2つの課題曲。
その上で、全く異なった方向性の曲を与えるなんて、意地悪ですね。
いや、面白い試みですね、以前にもあったのでしょうか、初めてのような…。
私はBが多いと予想しますが、果たして、結果はいかに、楽しみです。
中学生の部は、相変わらずのポップス調です。
作詞・作曲は、YUI、です、タイヨウの歌(映画版)でデビューしたシンガーソングライターですね。
メロディーは、軽快で明るく、中学生にピッタリです。
で、歌詞ですが、「人生は夢物語ばかりじゃなくて、色々大変なんだよ、でも、人生をありのままに受け入れて、その上で、出来るだけのことをやりましょう」、という内容なのですが、私には、各フレーズの繋がりが唐突で、デコボコしていると、感じました。
「勝ち負けだった、本当は大事なことなんだね」、という歌詞の真意がよく分かりません、何を言いたかったのでしょうか。
キチンとした日本語を使うのは、感覚に多くを依存した音楽の世界では、注意が必要に思います。
頑張れ、頑張れ、と繰り返しがサビのところに入るのですが、それが曲のアクセントになっているのですが、はじめは少し抵抗を感じたのですが、まあ、中学らしくっていいかなあ、と今では考えるようになりました。
手拍子のパフォーマンスを(フィンガー・スナップあるいはハンド・クラップを入れていいことになっているようです)模範演奏では最後に入れていましたけど、悪くないですね、曲がリズミカルになることでメリハリがついて。
全体として、無難な出来上がりで、希望を感じさせる、そんな印象の曲で、好きです。
以下のNコン2012のサイトで(期間限定です、その内リンクが切れます)、NHK東京児童合唱団とユースシンガーズの演奏を聴けますので、ご試聴あれ。
と、素人が、感想を述べてきましたが、早く現役の生徒さんの演奏を聴いてみたいですね、楽しみにしていますよ、皆さん!