産経ニュースから引用。
相も変わらず、インチキ、ねつ造記事を書き散らかす新聞社である。
ねつ造新聞らしく、政府と電力会社によってでっち上げられた電力不足を、そのまま、原発再稼働の根拠としており、さらに、ストレステストという単なるコンピュータシュミレーションで原発の安全性が担保されるかのような論調である。
さすが、産経、である。
ただし、彼らは、ストレステストの方法論は間違えていない、と若干の援護射撃はしているが、日本の原発の危険性を熟知しているだけあって、決して安全性を保証する、とは言わなかったのである。
我々日本国民は、周到かつ強引に押しつけられた原発を、決して国策として認めてはいないのである、これを国策と宣言し、今後も国民の生命財産を危険にさらしても推進するなら、それこそ、国民投票、によって原発の是非を問う必要がある。
原発を含めたエネルギー政策は、来る選挙の争点として、国民に、信を問うべき事案なのである。
ここに来て、大企業が、太陽光発電、風力発電をビジネスチャンスと捉え、開発に力を入れ始めたが、その大企業の多くは、原子力産業も同時進行しており、儲かれば何でもやる、という、えげつなさ、が丸見えなのである。
私には、覚悟という言葉で、国民を犠牲にしても、原発利権を死守せよ、と世論を煽っているとしか思えない。
以前から産経新聞の暴走を記事にしてきたが、ここまでやると犯罪的でさえある。
引用、ここから。
【主張】
大飯原発 安全確認したら再稼働だ
2012.3.15 03:14 [主張]
関西電力大飯原発(福井県)3、4号機について、内閣府の原子力安全委員会はストレステスト(耐性検査)1次評価の確認作業を終えた。班目(まだらめ)春樹委員長は「十分に説明を受け、質疑を行った」としている。再稼働へ向けた専門家による技術面の安全確認が実質的に完了したといえる。
政府は、来週にも提出される安全委の最終報告を受けて、月内にも野田佳彦首相と関係3閣僚の会議を開き、再稼働の是非を判断する。電力供給の逼迫(ひっぱく)を回避し、日本経済が活力を取り戻すためには、安全が確認できた原発を再稼働すべきである。
ストレステストは、想定を超える地震、津波などに対して原発がどこまで耐えられるかをコンピューターによる計算などで確かめる。福島第1原発事故を受けて、菅直人前政権が国内の原発に導入を義務づけた。定期検査中の原発を対象とし、再稼働の条件となる1次評価は、炉心損傷が起きるまでの余裕度などを調べる。