福島の農業の現状

福島県伊達市の農家、大武さんのブログにおける私のコメントと、それに対する返答を転載します。
 
転載ここから。

 いまNHKの特集番組で、福島の大規模米作農家の放射能汚染対策を観ました。ご存じのことと思いますが、天栄という地域です。天栄米というブランドで日本一の高品質のお米を生産してきた地域のようですね。そのグループで中心的な役割を果たしいてる鈴木さんは、東電を告訴しようとしましたが、訴状の記載が具体的ではない、ということで門前払いされたようです。鈴木さんも不完全であったことは分かっていたようでしたが、それでも自分で訴状を書いたそうです。具体的に、というと自前で土壌、水、作物などについて、放射能測定をする必要があり、たいへんな負担を被害者に強いるようですね。私は、裁判に持ち込んでも、相当な負担を強いられることから、被害農家の多くは告訴することなく、賠償金だけて黙ってしまうのではないかと感じました。農家は忙しい、と大武さんがいつか言っていましたが、確かに、裁判となると大変なことになってしまうので、そこまでやる人は少ないのかもしれませんね。私は、政府も東電も、そこまで織り込み済みで、さらに、将来必ず発生するであろう、健康被害に関しても裁判に持ち込まれても、具体性、関連性、をたてに、勝てると読んでいると思います。賠償させるにしても、裁判を起こすにしても、国民にとっては苦難の連続のようで、とても心配です。と言いながらも、私も程度の差こそあれ内部被曝をしていることだけは確実ですけど。
投稿: tmuris | 2011年12月 4日 (日) 23時20分
 
 
訴状は、素人が書いても無駄でしょう。裁判所も役所ですから、記載が不十分であれば、法に従って却下するだけです。市役所ていどならば、住民が駄々をこねれば、多少は無理も通るでしょうが、裁判所では駄々をこねても無駄。
個人で裁判をおこしても、余程の暇人か大金持ちでもなければ、公判はなかなか維持できないようです。農家の場合、出荷組合などのグループか、農協に依存するしか手はありません。もしくは、公募で大規模な原告団を結成するか・・・。どこかの国の民主化運動のようにtwitterなどで呼びかけても、農家は年寄りがほとんどなので、呼べど答えずで、簡単ではありません。
ちなみに、農産物の被害にかかわる賠償金も、未だに十分には支払われていません。
投稿: dronebee(大武農園) | 2011年12月 5日 (月) 21時27分

皆さん、これが福島の農業の現状です。
 
政府、東電はあくまでも事故はたいしたことなく、終息に向かっている、としたいようで、それに沿った宣伝工作をしています。
 
このままでは、福島や濃厚汚染地域は、切り捨て、棄民、されかねない状況にあります、インチキ除染パフォーマンスのかげで。