それでも原発はやると政府は宣言したということだ

殺意さえ、覚えます。
 
政府の原子力委員会が、原発の発電コストを再計算して、その結果を発表しました。
 
1キロワット毎時の発電コストは、5~7.6円という数字を出してきました。
 
火力発電と同じか、それより、安いという結果です。
 
何が言いたいか、このブログに来てくださる賢明な方々は瞬時にお分かりのことと思います、事故はあったけど、原発は安い、と言いたいのです。
 
何一つ反省することもなく、何一つ変えようとしない、その態度は、一体、何に支えられているのでしょうか。
 
お金と核武装にしか、その異常な原発への執着心の源を見つけることは出来ません。
 
相も変わらず、電源三法で湯水のごとく流し込まれた血税など、実際にかかった費用を使って計算することなく、かつ、賠償費用をたった5兆円としか見積もっていません。
 
静岡までひどい汚染が広がり、あちこちで、高濃度の汚染が発見され、インチキ除染パフォーマンスを繰り返していますが、それさえも、たいへんな労力と費用がかかることが判明しています、しかも、一時的な効果しかないことは明らかなのです。
 
5兆円などで済むわけがありません、福島の半分以上、そして、宮城、茨城、千葉、東京、群馬、栃木などにある高濃度汚染地域の避難と無人化と、それに対する賠償を考えたら、たった5兆円で済む訳がありません。
 
原子力資料情報室の試算によれば、その十倍は最低、最低ですよ、必要となります。
 
それを勘案して、原発の発電コストを計算すると、1キロワット毎時の発電コストは12~16円となります。
 
京大の小出さんが、以前から論理的に解説していますが、賠償費用を勘案しなくても、原発は、高コストなのです。
 
詳しくは、小出さんの著作をお読みください。
 
原発は安いという売り文句は、インチキなのです、もはや人類がまともに制御できない、危険な核爆弾である原発をやる意味は全くないのです。
 
さらに、高レベル放射能汚染物質の処理や保管費用を考慮すれば、莫大なコストがかかることは明白なのです。
 
こういった現実に目を背けず、あまりに保守的で利権よりな福島の人を含めて、もう少し、日本人は賢くならなくてはいけません、除染、などというインチキに惑わされているようでは、未来には、絶望、しかありません。
 
この記事を書いていて、怒りがこみ上げてきて、それが、殺意に変わっていきました。
 
この辺でやめておきます。
 
その代わり、冷静な語り口で、この政府、原発利権による、原発推進を強力にアピールするインチキについて解説している、小出さんのラジオでの講話を以下にアップします。
 
ぜひ、お聞きください。