雑感

経団連の米倉はウソつき枝野をよくやっていると評価した。米倉という醜く肥満した生物ははたして人間か?米倉は、ニッポン人でよかった、米国だったらあんなに堂々と暢気にしていられなかっただろう。
 
野田は、外国に向けて、津波原発事故の原因と宣言した。そして、津波対策によって最高レベルに安全な原子炉を目指す(新設する?)と述べた。こいつは真性のバカだ。核分裂反応をまともに制御できず、放射能を処理する知識も技術も持たない人類が、原発など動かしてはならないことは明白である。それでも動かしたいのは、エネルギー問題ではなく、核兵器という強大な破壊力を持った武器を保有し、他国を屈服させたいからに他ならない。電力に関しては、日本国内では、原発を全廃しても、十分に足りているのだ。
 
野田は、電力会社による独占状態の維持と、電気料金の、まことに勝手な設定方法(総括原価方式)を、今後も容認するようだ。あの者の軽そうな脳みその中には、発送電分離という、産業にも、一般市民にも、安価で適正な電力を供給する方策は、全くないようだ。電力を制するものは、国を制する、訳であるから、官僚と一部既得権者による国家支配を強めるためにも、電力の自由化(自由競争化)などは、言語道断、なのだろう。発送電分離などによって電力を自由化すれば、既得権と利権が失われる恐れがあるからだ。
 
福島原発事故、東電のインチキ報告は延々と続く。原発冷温停止に向かっているだと、ウソもいい加減にしろ。原子炉がボロボロの状態で、核燃料も溶けて落ちてしまった状況で、健全なときの測定部位における温度など、何の目安にもならない。おおかた、崩壊熱で発生した水蒸気の温度でも測っているのだろう、ちょうど100℃前後で、辻褄があって都合がいいのだろう。当然のこと、注水を増やせば、温度は下がるし、科学的に見せかけるには好都合なのだ。ハッキリ言っておく、全ての原子炉で、あまりに放射線量が高くて、まともな作業や計測が全く出来ないのだ。原子炉建屋を自由に行き来することなど、この先に何年も、いや、何十年も不可能なのだ。一体誰がどうやって、冷温停止させて、溶けて見るも無惨な塊になってしまった核燃料を取り出すのか、そして、たまりに溜まった高レベル廃棄物を、どうやって処理し、どこにどうやって保存するのか教えて欲しい、東電と政府の原子力保安院のお歴々よ。日本人の、そして、人類の能力を遙かに超えているのだよ、原子力は。
 
東電とは、心底、傲慢で、無反省な組織である。賠償請求の書類に、今後、一切不服を申し立てない、と釘を刺す文言が入れられていた。本当に、無反省、無責任な国策企業である。自分たちがしたこと、人類全体への犯罪を、少しも理解していない。彼らは、国が、最終的には血税をつぎ込むことを当然と考えていて、誰も責任を取らなくていいという結末を想定しているから、ああも平然としていられるのだ。国民も、東電に対する攻撃が甘すぎる。会社がなくなっても、電力は供給されるのだ、とっとと潰して、一度国の監督下におき、新たな会社として発送電分離に移行すればいいのだ。国の監督下では無理か、やはり革命が必要だな、この国には。
 
関西電力の社長が、国民を恫喝した。原子炉を稼働させなければ、電力不足になり、電気料金も上がると。元より独占企業で、身銭を切って(企業努力で)コストカットするという発想が皆無なため、こういった脅しを平然と言い放つことが出来るのだ。
 
思うに、日本人とは、原子力に翻弄され続ける、哀れな民族なのだ。20世紀の最大の汚点である原子力の弊害を一手に引き受けている、おめでたくも悲しい、そして、科学にあこがれるが非科学的で、論理的思考に極めて弱く、金に目がくらむ救いがたい民族なのだ。有色人種を屁とも思わない白人の小間使いにはちょうどいいのだろう、こういった単純思考の割には、妙な向上心と虚栄心が同居している民族は。