福島市における放射能汚染の実態

さやかさんのブログより、転載させていただきました。
 
福島市における住民の生活実態は、放射能の危険との隣り合わせであることがよく分かります。
 
福島という行政単位を維持することの方が、政府や一部の県民にとっては、将来にも続く健康被害を防ぐことより、大切なようです。
 
国家的支援が全く期待できない現状では、動きたくても動けない人も沢山います。
 
放射能被曝の危険を心配する人を、同じ福島県民が攻撃する例もネット上では散見されます。
 
原発による不要な電力とその利権を維持するために、県民が敵味方に分かれて争うとは、本当に悲しい状況です。
 
それでも原発を動かし、世界一安全な原子炉を目指すと戯言を繰り返すとは、非情な国家です、ニッポンとは。
 
 
転載元リンク先: 
 
転載、ここから。
 
 福島市における放射能汚染の実態 ②           
 
 
\¤\᡼\¸ 1私の家の庭のプルーンの木に沢山の実がなりました。
例年ですと、今頃鈴なりのプルーン実を収穫し、ジャムつくりを楽しむのですが、今年は原発事故があり庭の空間放射線量が1.5~1.7μシーベルト/計測されていますので、プルーンの実際の汚染は、かなりのものと推測していました。
 
      家の庭のプルーンの木
 
 実際にプルーンの放射能汚染を測ってもらうべく、福島市内にある「市民放射能測定所」に持って行き、実際に測定していただきました。下がその結果です。
 
   
\¤\᡼\¸ 2
 
 セシウム134 と セシウム137 が検出され平均値でプルーン1キログラムあたり198ベクレルでした。この測定機械はベラルーシ製で、自然放射線であるカリウム40を他の放射性物質とより分けて、検出できるすぐれ物です。カリウム40は179ベクレル検出されています。
 一見この198ベクレルは政府が決めた暫定基準500ベクレルを下回っていますので、安全なように思えますが、プルーンは生で食べるというよりは、ジャムにして食べる事が多いので、ジャムにした場合3倍以上濃縮すると考えられます、従ってこの数値は政府の暫定基準500ベクレルを超えてしまう可能性が高いです。
 もし、農家がこのぐらいの汚染のプルーンを基準値以下だから出荷し、加工業者に売られ、ジャムになって流通したとしたら放射能汚染を知らずに消費者は買って、内部被曝をしてしまう事になりかねないです。
 
 それからそもそも政府の決めた食品中の暫定基準500ベクレルなのですが、これは国際的に見ても高すぎる基準で、ベラルーシなどは30ベクレル以下の食品を流通させてはいけない事になっています。政府も原発の水素爆発直後に決めたあくまでも暫定基準ですので、半年も経過した今、この基準の見直しをして、国民に危険な食品を食べさせない法的規制をしないと、セシウムに汚染された牛肉が日本各地に流通してしまったように、日本全土に放射能に汚染された食品の汚染が広がっていってしまいます。とても危険な事です。
 
 
 事故を起こした東京電力原子力発電を推進してきた歴代の自民党民主党の政治家、経産省の官僚(OBも含め)、原発の安全管理を徹底させず見逃してきた原子力安全保安院原子力安全委員会の方々、原子力発電は安全と言ってきた御用学者の方々、今のこの福島県民の苦しみがあなた達の無責任な決定や行動にあった事を心の底から反省し、責任をとって被曝を続け、作った農作物も売れず、観光客も来ない福島県のために行動して欲しいです。子供達や妊婦さん達には放射線被曝の心配のない土地への移住をサポートするシステムを、農家など1次産業の皆さんには汚染されていない土地での耕作や酪農、畜産業などいままでどおり営めるようなシステムの構築をお願いします。