小出さんが指摘した、冷温停止、という言葉を持ち出すことの誤りについては、このブログでも以前取り上げたが、いつまでたっても、政府・東電は、そのインチキ情報の垂れ流しを改める気はないようである。
以下に、その様子を転載する(削除される可能性大）。
この番組(報道ステーション）は、何が言いたいのか、核心を常にぼやかして、視聴者が、いかようにも解釈できるようなコメントに終始している。
原発推進派に最大限に配慮しているのだろう。
同じ局とはいえ、モーニングバードの、そもそうも総研のように、問題点を直視し、指摘する、というジャーナリズム本来の役割を少しも果たしていない。
古館一郎？とかいう、プロレス中継で名を上げたお調子者をキャスターに採用しているが、ご都合主義の、単なる、出来事告知番組でしかない。
加えて、脇に座るコメンテーターも、客観的な意見を述べるわけでなく、心情風景を語る、というとてもジャーナリストとは言いがたい人物である。
こういう毒にも薬にもならない、意味のないコメントをする人間が、この番組にはふさわしいのだろう。
今回のニュース自体の内容であるが、アンチ原発の象徴として、小出さんの合理的なコメントを採用しているが、全体の内容としては、問題点の追求があまりに生ぬるく、何が重要なことなのか、明示することを意図的にさけている。
政府が新しい基準を作り、原発事故処理を政治の都合に合わせてやりやすくする企てが進んでいるが、今一番必要なことは、政治ではなく、科学である、それも、人命尊重、に立脚したものでなくてはならない。
いくら予備の発電装置を設置しても、堤防を高くしても、核分裂反応を使用している限り、その制御は人類の能力を遙かに超えているのだ、本来、このようなものを普及させてはならなかったのだ。
政府や原発推進派、そして、IAEAの事務局長をやっている元外務官僚は、一致団結して、あくまでも安全な原子炉という、途方もないデタラメを強引に推進するようである、ニッポン国民の声など、完全にスルーである。
この野田とかいう仲間の議員を死に追いやった非人間は、本当に性根の腐った人物である、その卑しげな顔つきにハッキリと人間性が表れている。
いつもの繰り返しになるが、西洋の帝国主義、拡張主義にあこがれ、西洋のまねごとを始めた明治期から、このニッポンという地域は、常に、居住民の生命、財産を犠牲にすることを全く厭わないという、非人間的な運営を行ってきた、そして、今も、継続中なのである。
世界情勢における、いくつかの幸運で、お金だけは手にすることが出来たが、そのお金が国民のために有効に使われることなく、特定の利権集団にいいように使い回されていることに対して、いい加減に、居住民は怒りの声をあげるべきだ。
残念なことに、怒りの声をあげるどころか、東大に入って、利権側に入り込むことが、このニッポンという地域では、もっとも評価される社会的成功となっている。
