避難させずに除染の姿勢に住民困惑…福島市大波で特定避難勧奨地点説明会

タイトルの記事を、福島老朽原発を考える会(ふくろうの会)のホームページから転載します。
 
政府、地元行政、その協力者、は何としてでも住民を福島に拘束しようと考えています。
 
政府とその協力者(マスゴミ)は、このところ盛んに、除染という、効果の望めない、非論理的な方策を持ち出して、あたかも、それにより放射能がなくなり、安心して暮らせるかのようなことを言い出しました。
 
9月7日の朝日新聞の一面と二面では、除染、を大々的に宣伝しています。
 
朝日新聞などは、長崎大学の山下なんとかという、放射能は怖くないと言って福島県民にひんしゅくをかった強欲オヤジに、何とか賞を与えて、そのガン研究の功績を賛美しました。
 
最悪です、日本のマスゴミは、この期に及んでも、原発推進派の根拠のない楽観論に乗っかかって、政府や原発利権のメッセンジャーを務めるつもりのようです。
 
所詮、新聞などの商業マスゴミとは、かっこつけても、中身はスッカラカンのスカスカです。
 
以下の記事にあるような、福島県民の切実な、生の声を伝えず、政府や福島県がでっち上げた、希望にあふれた、政府の言うことをよく聞いて協力する、放射能汚染など全く気にしない、元気な福島像を、報道し続けるつもりのようですね。
 
官僚お得意の情報操作です、マスゴミをコントロールすれば、バカな国民などひとたまりもない、操縦するのはチョロい、と見切られているのですよ福島県民の皆さん。 
 
ここまでくると、犯罪、です。
 
傷害罪や人権侵害で県と国を訴えるべきです。
 
 
転載、ここから。


避難させずに除染の姿勢に住民困惑…福島市大波で特定避難勧奨地点説明会
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/images/2011/09/05/onami.jpg

9月3日夜、福島市大波で特定避難勧奨地点についての国と市による説明会が行われました。

午後7時開始でしたが、30分くらい前から詰め掛けていて、開始時には300人くらいの方で会場の小学校の体育館が埋まりました。

説明会は国が、7月19日の福島での政府交渉に出てきた佐藤氏、福島市が主に危機管理監が説明にあたっていました。佐藤氏は、19日のコラッセ福島とは大違いで、腰が低く丁寧でよくしゃべっていました。特定避難勧奨地点については、報道にあるように、370箇所で詳細調査を行ったが、最大が2.9マイクロシーベルト/時で、基準の3.1マイクロを下回っているので、指定はなしというものでした。

福島市は主に除染について話ました。いきなり、「被ばくを避けるために、除染と避難という手段ががあるが、避難では経済が縮小してしまう。市としては積極的に除染を進めたい」と避難をさせない宣言から。

避難させないための除染という姿勢は、福島市が、伊達市南相馬市と違い、特定避難勧奨地点指定に際して、一般的な基準の他に、子ども妊婦用の基準(伊達市2.7マイクロ、南相馬市2.0マイクロ)を設けず、そのかわり、子どもや妊婦のいる世帯については、2.0マイクロ以上であれば優先的に「除染」するというところにも現れています。

ところが、除染について、会場からの質問が続くと、「除染は1回では終わらない、長期的に続く、大変だ、特攻薬がなく、苦労している…」終いには、「市の取組みだけではなんともならないから、市民がボランティアで動いて欲しい」と。これには、会場から、「なぜ被ばく線量の高いわたしらが、除染でまた被ばくしなければならないのか」との声があがりました。

また会場から、「そんなに除染が大変なら、子どもを避難させて欲しい」というと「今回特定避難勧奨地点に指定されなかったので…」、では、「いつになったら子どもの世帯の除染がはじまるのか?」と聞くと「わかりません」と。もう無茶苦茶です。

会場からは他に「畑は4マイクロを越える、なぜ生活の場である畑を測らないのか?」「今頃になって、線量が下がってから測っているのはおかしい、指定されないのは納得できない」「1ミリをもとに避難基準を設定すべきではないか」「子どもたちは既に内部被ばくをしている、すぐに避難させて欲しい」「すべての子どもたちの避難に補償を出して欲しい」「除染はいつからやるのか?全く目処がないではないか」「山や畑の除染は不可能ではないか?」「除染でさらに被ばくさせられるのは納得できない」といった発言が続きました。

会場には東電が来ていて、国と市の説明が終わった9時半すぎから、謝罪と質疑。東電は自主避難者への補償については、紛争審査会の結論待ちといつもの回答。驚いたのは、将来ガンなどの健康被害が出た場合にそれは補償するのかという質問に対し、放射能との因果関係が明らかであれば補償するし、そうでなければ補償しないときっぱりと言ったことでした。数十年先に出てくるガンなどは補償しないということです

終わったのは10時半近く、除染は大変だ大変だと言うのであれば、子どもを優先に避難勧奨の指定をきちんと行い、避難の選択できるようにしてから取り掛かればいいはずです。それを阻止して子どもを避難させないという国、市の姿勢は非常に問題だと思います。