津波は以前原発周辺を襲っていた

想定外ですか、以前にも、津波が押し寄せた可能性が大なのに。
 
岩上安身オフィシャルサイトより引用。
 
とくと、ご覧、いや、お読みください。
 
この国は、近代化してからこの方、官僚の独断専行と、それを、目こぼしして、蓄財し、名誉をかき集める下劣な人間達によって、蹂躙されてきました。
 
本当に懲りない、国民ですね、同じことを延々と繰り返し、結局、命を差し出したり、命の危険にさらされることを受容したり、理解不能です、私には。
 
何かいいことあるんでしょうか?
 
引用、ここから。

2011/08/29 東電・保安院・統合 会見アーカイブ

2011年08月29日(月) | カテゴリ Web Journal, 会見動画, 原子力安全・保安院, 原発, 東京電力 | コメント
震災直後の緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI:スピーディ)の予測結果は、官僚による情報遮断によりその第一報がおくれた。しかしその責任の所在は未だ明らかにされない。
また東京電力は、福島第一原発をおそった大津波を予見できる研究論文を隠蔽していたことが明らかとなった。

今般の放射能被ばくにおける最大のネックは、SPEEDの予測結果を政府が公表しなかったことにある。SPEEDIを所管する文科省官僚は、このSPEEDI予測結果を判断者である政治家へ、つまり官邸へは通信した。ところがこの予測結果は海江田経産相の耳には届かなかったようだ。官邸役人が情報を種差選択、遮断することは社会システム上、大問題である。今回の震災直後に起こった大量被ばくにおける責任の所在は、事故検証委員会ではなく、情報遮断した官僚本人からの釈明で明らかにされるべきであろう。
また東京電力は3月7日、保安院に説明した津波の評価は2008年の佐竹論文をベースにし、福島第一まで津波が来ているかどうかは今後の調査を待つという結論だった。ところが佐竹論文の第2弾ともいうべき行谷(なめがや)論文が2010年12月に発表されていた。この行谷論文とは、福島第一原発の北6kmにある請戸川で貞観津波の痕跡が発見されたことを元に津波の評価をし、貞観津波福島第一原発のある場所まで津波が押し寄せていたことを明らかにしたもの。
つまり東京電力は、今回の震災大津波以前に、福島第一原発に大津波の押し寄せる可能性があったことを意図的に隠蔽したことになる。東京電力や政府のいう「想定外」というフレーズは最早使えなくなった。
このように放射性物質の拡散、炉心の状況、津波の予測など、政府や東京電力が重要情報を公開しなかったことが被害を甚大にしたことは間違いない。今後も同じことを繰り返すおそれがある恐ろしい日本になった。