ストレステストというインチキ

原子炉再稼働を画策する政府と電力会社、そして、原子力産業は、ストレステスト、という耳慣れない評価法を持ち出してきた。
 
ストレステストとは、原発を推進したいフランスを中心とした欧州連合EU)が開発したコンピュータを使った安全性評価のことであり、実機を点検して評価するものではなく、適当なファクターを入力して、コンピュータにシミュレーションさせる、いわば仮想現実なものであり、私に言わせれば、非科学的極まりないテストである。
 
要するに、なんとか原発を動かしたいので、その言い訳として、このコンピュータゲームを使うことを、どこかのゲームオタクが思いついたのだろう。
 
まさに、オタク、の世界観である、仮想の世界を現実世界に強引に当てはめようとするものであり、科学的に見せて、実際は非現実的、非科学的そのもである。
 
政府とその取り巻きは、この程度のことしか思いつかない人間たちで構成されているのだ。
 
幼稚な手法で、国民を丸め込めると、完全に国民をバカにしきっている。
 
ストレステストで、全ての原発は安全です、という評価になるだろう。
 
そして、原発利権中毒の、田舎の大将たちに、地元は再稼働に賛成、と表明させるシナリオだろう。
 
原発宗主国である米国への配慮と原発利権に狂った人間どもの悪行は、今後も果てしなく続くことだろう。
 
原発利権というシャブに手を出した者は、健康とか安全という考えは、一切頭から消し飛んでいるようだ。
 
そしてシャブを求めて、今後も、インチキとウソを繰り返すのだろう。
 
誠に、哀れな生き物である。